お知らせ

2019.05.30

【第21回関西まちづくり賞受賞】多様な主体の連携による伊丹郷町のまち育て

伊丹市の伊丹郷町でのまち育ての活動が、日本都市計画学会関西支部の「2018年度 関西まちづくり賞」を受賞しました。「多様な主体の連携による伊丹郷町のまち育て」が表彰対象で、官民連携による伊丹版メインストリート・プログラムの展開の成果が評価されました。

「メインストリート・プログラム」の実践
約15年間にわたる伊丹郷町での一連の活動及び事業は、アメリカ地方都市のダウンタウン再生を目的に開発・運営されている「メインストリート・プログラム」で提唱されている4つのアプローチに学び、それを同時並行的に徹底的に実施しているのが、継続して成果を出しているポイントです。

まちなみづくり「伊丹楽景」~まちのデザイン~
景観法による景観計画策定、「白雪ブルワリービレッジ長寿蔵」の景観重要建築物の指定、民間企業による「郷町長屋」や、江戸時代の遺構となる「郷町大溝」などの整備により、郷町らしい景観を創出しました。また伊丹酒蔵通り協議会による行灯を設置した夜景の演出や、周辺商業組織による沿道景観と調和したデザインのバナー掲載等の取組みが行われています。

にぎわいづくり「伊丹楽市」~地域プロモーション~
「伊丹まちなかバル」「酒樽夜市」等の地域の特性を活かしたイベントは、新たな出会いと連携を生み出しました。その後「伊丹郷町屋台村」、「伊丹クリスマスマーケット」、「鳴く虫と郷町」、「伊丹オトラク」、「イタミ朝マルシェ」などが生まれ、今では様々な活動が、一年中まちなかで開催されています。

こだわりづくり「伊丹楽座」~地域文化・経済の再生~
酒ケーキやかす汁うどん、いちじく・レモン・ほしいも等の農産品の活用等による新たな特産品の開発、また町家をリノベーションし魅力的な新規店舗立地を促進する共に、新図書館(ことば蔵)の開館による市民が関わる図書館交流事業としてまちゼミやビブリオバトル、帯ワングランプリ等を開催し、まちなかの活性化と回遊を誘発しています。

人づくり「伊丹蔵楽部」~組織運営~
実行委員会形式やサポーター制度により、まちのビジョンを共有しながら、やりたい人がやりたいコトを行える場(この指とまれ方式)を創出し、多様な「まち衆」が育つ環境づくりをまちなか全体で行っている点があります。官民連携で取り組む多くのソフト事業は、目に見える形で中心市街地の賑わいをもたらすと共に、次の「まち衆」が育つ場としても大きく貢献しています。

伊丹郷町のエリアマネジメントをめざして
今後も、「まちを使いたおす~まちを作るから使う時代へ~」「つながるまちづくり~市民の暮らしの目線で、活動や事業を積み重ねていく~」などの一貫した考えのもと、伊丹郷町のエリアマネジメントを睨んだ次の展開が楽しみです。

酒蔵通りでの伊丹まちなかバル

酒蔵通りでの伊丹まちなかバル