広報講演録

第63回適塾路地奥サロン

もやもやと私的な内発性からはじまる社会変容 ケア、まちづくり、そしてソーシャルイノベーションへ

講師:川地真史(公共とデザイン 共同代表/一般社団法人Deep Care Lab 代表理事)

日時:2024年4月5日(金)18:30~

場所:アルパック大阪事務所 大会議室+オンライン開催

第63回適塾路地奥サロン「もやもやと私的な内発性からはじまる社会変容」 ケア、まちづくり、そしてソーシャルイノベーションへ

 第63回適塾路地奥サロンでは公共とデザイン共同代表の川地真史氏をお招きし、「もやもやと私的な内発性からはじまる社会変容~ケア、まちづくり、そしてソーシャルイノベーションへ~」と題してお話を頂きました。
 講演では個人の「もやもや」や「やってみたい」から生まれるソーシャルイノベーションについてお話を頂きました。個人が抱えている小さな「もやもや」はコミュニティや社会全体が抱える問題と密接につながっています。ゆえに、問題の対処は行政・企業だけが担うのではなく市民自らも社会の担い手として声を上げ、やりたいことをかたちにしていくことが求められます。そのために、行政や企業の役割は自律分散型の「活動を可能にする役割」にシフトチェンジすることが求められると川地氏は指摘します。
 川地氏は個人の「もやもや」に着目したプロジェクトも進めています。「産むこと」を対象に、当事者、参加者、アーティストで1つのチームを作り、「産むこと」にまつわるテーマについて深く対話してもらいながら作品の制作を行ってもらいます。作品制作の過程では、参加者から個人の体験にもとづく「もやもや」を引き出し、「もやもや」をもとに新しい世の中を想像する(もしも・・・一人だけで子どもを生むことができてそれが当たり前だったら?など)ことで、家族のあり方や産むことに対するイノベーション(既存価値観の転換)を構想したとのことでした。
(筈谷友紀子)