広報講演録
第62回適塾路地奥サロン
観光分野のリソースを活かした観光まちづくりの方法
講師:川原 晋 氏(東京都立大学 都市環境学部 観光学科 教授)
日時:2024年3月7日(木)18:30~
場所:アルパック東京事務所 会議室+オンライン開催

第62回適塾路地奥サロンは、東京事務所に東京都立大学教授の川原晋氏をお招きし、観光まちづくりをテーマにお話しいただきました。
川原先生は都市計画のバックボーンをお持ちですが、観光まちづくりは都市計画と観光ビジネスの両面から取り組んでいくこと、その際には地域、観光者、観光事業者の三者が満足できる「楽しめるまちづくり」が必要であるとのことでした。旅館の中に観光者を取り込まず、まちなかへ展開していくための取組は観光事業者が主導する必要があるとのご指摘がありました。また、コペンハーゲンのボーンホルム島におけるショルダーシーズン(ピーク時前後の観光客がやや少ない時期)をねらった事業開発や、サスティナビリティを追求したホテルであるGreen Solution Houseなどの先進的な取組についてもご紹介いただきました。
これからの観光まちづくりのテーマとして、例えば緑化フェアのレガシーとして地域の緑を守る活動につなげていくなど、単にイベントをやって終わるのではなく、イベント後にレガシーをどう残していくのか(イベントレガシーの形成)、ロングストーリーツアーによる地域資源の連携や観光客とのタッチポイントとなるスルーガイド(すべての旅程に同行して回る観光ガイド)の重要性などについてのお話が印象に残りました。
(坂井信行)