広報講演録
第59回適塾路地奥サロン
ローカルまちづくりとリージョナルデザイン
講師:阿部 俊彦 氏(立命館大学 理工学部 建築都市デザイン学科 准教授)
日時:2023年11月17日(金)18:30~
場所:アルパック大阪事務所 大会議室+オンライン開催

第59回適塾路地奥サロンでは、立命館大学准教授の阿部俊彦氏をお招きし、リージョナルデザインとまちづくりをテーマにお話しいただきました。
講演では、地域活性化型のまちづくりでの事例を紹介しながら、ローカルスケールのまちづくりを一つの部分とし、地域における共通項・拠り所(滋賀県であれば琵琶湖)を中心にしたリージョナルなスケールのまちづくりを考えることが重要である、とお話いただきました。内容は、風景を通してリージョナルスケールを考えた例が興味深いものでした。風景は近景、遠景に分類して考えられます。近景は身近に見える風景、遠景は身近の範囲を超えたより広い圏域のまちづくりが織りなす風景のこと。つまり、私たちは風景を通して普段からリージョナルスケールを捉えているということを気付かされました。例えば、琵琶湖流域で言えば、地元のまちづくりも、琵琶湖の対岸のまちづくりも同様に大事であるということです。
今までのようにローカルスケールのまちづくりを大切にしながらも、今後は更に、地元のまちづくりと他のまちづくりとの関係性を調整し、リージョナルスケールを捉えたまちづくりを実践していくことが、リージョンの核である地域の拠り所の価値を醸成し、リージョン全体の幸福度を高めることになるだろうと思いました。
(芳田知紀)