広報講演録

第54回適塾路地奥サロン

ランドスケーピング ~都市と暮らしの景営学~

講師:武田 重昭 氏(大阪公立大学大学院 農学研究科 緑地環境科学専攻 緑地計画学研究室)

日時:2023年5月26日(金)18:30~

場所:アルパック大阪事務所 大会議室+オンライン開催

第54回 適塾路地奥サロン ~都市と暮らしの景営学~

 第54回適塾路地奥サロンでは、大阪公立大学大学院の武田重昭氏をお招きし、都市の景観を育てる「ランドスケーピング」についてお話していただきました。
 講義で、ランドスケーピングとは、絶えず変わる都市の状況を注意深く読み取り、その都度そこに必要な手入れを考え、積極的に働きかけ続けることで、都市の変化を好ましい方向に導いていく、その丁寧な営みを積み重ねる態度そのものであると教えていただきました。ランドスケーピングの目標は、美しい都市の風景をつくることですが、先生が講義で着目している点は、結果としてできあがる風景ではなく、むしろその美しい都市の風景ができるまでの人間の行動の過程でした。お庭を手入れするガーデニングのように、まちの風景を育てるランドスケーピングという営みができれば、私たちの住んでいるまちも、その暮らしも、共に美しく魅力的になるのではないかという先生のお話に共感しました。
 都市も生き物であり、愛情も持って育んでいけば、自ずと美しい都市に育ちます。この講義を聞いて、まずは自分自身が、人も動物も植物も都市もすべてを愛することのできる人間になることが大切なのかもしれないと強く感じました。
(有田建哉)