広報講演録
第48回適塾路地奥サロン
長屋再生から始まる地域の小さな暮らし ーオープンナガヤ大阪の取り組みと大阪長屋の改修事例ー
講師:小池 志保子 氏(大阪公立大学大学院生活科学研究科准教授)
日時:2022年8月26日(金)18:30~
場所:アルパック大阪事務所 大会議室+オンライン開催

第48回を迎えた適塾路地奥サロンでは、小池志保子氏をお招きし、「長屋再生から始まる地域の小さな暮らし」という題目で、大阪長屋の改修事例や長屋で繋がる素敵な人々のお話をいただきました。
講演会では、実際に小池先生が主体となって取り組まれている「須栄広長屋」を中心に、長屋改修のデザイン手法を丁寧にご紹介いただきました。リノベーション理論として挙げられていた、①住み継ぐための保存とデザイン、②近代長屋の住み継ぎと大阪の住文化の持続の2点は、単に空き家問題を解決するに留まらずに、地域やコミュニティの活性化、大阪らしい住文化の継承にも繋がり、大量に存在する「建築ストックの可能性」を改めて感じさせられました。
参加者からは「ぜひ長屋に住んでみたい」という声があった一方、「改修費用は何年で回収するのか」という現実的なお金の話もあり、この当たりはまだまだ議論するべき余地が残っているとも思いました。長屋という存在が、いつかは大阪のシンボルとなることを願って、これからも何らかの形で長屋に関わっていきたいと思います。
(山口泰生)