広報講演録
第41回適塾路地奥サロン
コンパクトシティ・ウォーカブルシティの 考え方から見えてくるまちづくりの姿 ~地方都市における実践を例に~
講師:野嶋 慎二 氏(福井大学学術研究院建築建設工学専攻教授)
日時:2021年12月15日(水)18:30~
場所:アルパック大阪事務所 大会議室+オンライン開催
第41回は野嶋慎二氏をお招きし、氏の都市デザイン考の指針であるとなるコンパクトシティや拠点のビジョンについてイギリスにおける多様な事例を題材にイメージを共有いただきました。また、イギリスと日本の都市計画の制度や考え方の違いや課題を整理しつつ、日本の地方都市における「コンパクトシティの拠点づくり」について事例や自らの実践を踏まえ、お話しいただきました。
都市拠点として定められた大きな拠点に加えて、その間を埋めるように市民活動レベルやスケールの小さなボトムアップの拠点を、生活やコミュニティの重要な拠点として位置付けていき、多様なスケールで拠り所が存在すべきであるというお話は、従来の「コンパクトシティ」という言葉から連想される拠点像よりも、より解像度が高い印象を受けました。
「地方都市にはまだまだ課題がたくさんある」としながらも、コンパクトシティや拠点像という大きなビジョンと、ヒューマンスケールの2つの視点をもって「暮らしやすいコミュニティの実現」や「人が気持ちの良い空間」を目指し、ひとつひとつのプロジェクトを実践していく過程は非常に勉強になりました。追随していきたいと思います。
(高瀬咲)