広報講演録
第27回適塾路地奥サロン
人口減少で都市計画がどう変わるか
講師:饗庭 伸 氏(東京都立大学 都市環境学部教授)
日時:2020年10月21日(水)18:30~
場所:アルパック大阪事務所 大会議室+オンライン開催
第27回は、饗庭伸教授をお招きし、著書『都市をたたむ』でも論じられた、都市の「スポンジ化」について触れながら、「人口減少で都市計画がどう変わるか」というテーマでお話しいただきました。
人口減少が進む中、「過疎」を敵ではなく、どのように捉えていくか。人口、世帯、住宅数の減少がいつか安定状態に入ると仮定したとき、そこに向けて都市計画のゴール・ルートを設定できないか。現在行われているエリマネ等の仕組みを維持していくために、今後法律と制度のバランスをいかに取っていくか。等、人口減少下で起こり得る事象と対応策について、様々な切り口からお話しいただきました。
人口減少と聞くと、どうしてもそれに伴う悪い影響ばかりに気を取られてしまいますが、丁寧に見ていくと、絶対に避けられない「スポンジ化」のような問題もあれば、空き家・空き地のように、目的を実現するための手段として、ポジティブに捉えられそうなものも存在します。本当に目を向けるべき点はどこにあるのかを改めて考える機会となりました。
(小島みのり)