使い捨てから「循環」へ、イベントの風景を変える
サステナビリティマネジメント
- 脱炭素
- 資源循環
華やかなイベントの裏側で、常に課題となってきたのが大量に排出される「使い捨てプラスチック食器」の問題です。プラスチックごみ削減・資源循環の先進的な事例として、2025年の大阪・関西万博では、キッチンカーが多く出店するフードトラックエリアで、リユース食器を導入し、使い捨てプラスチック食器の削減を図りました。
大阪府では、「大阪府循環型社会推進計画」において、プラスチックごみ対策を重点化し、排出量等の数値目標を定めており、今回、府民のプラスチックごみ削減のための意識醸成・行動変容を促す取組の一環として、イベントにおける資源循環を加速させるべく、「イベントにおけるリユース容器の導入促進事業」を展開しました。
リユース食器と言われると、特別な食器・運用だと感じる人もいると思いますが、例えば、学校給食の配膳は、食器もセットで各クラスに配られ、食後はクラスごとに返却していましたし、ショッピングセンターのフードコートで提供される商品は、店舗の食器に盛られ、食後は店舗の窓口に返すといった運用をしています。食器を繰り返し使うという状況はむしろ、日常の風景です。繰り返し使った方が効率的・経済的という認識は、皆さんお持ちのはずです。
一方で、イベント会場では、食器を繰り返し使う環境を整えるのは難しく、会場で提供される飲食物は使い捨て食器で提供されることが多くなります。
そこで今回の事業は、リユース食器をイベントの主催者や出店者が当日借りて、各店舗で商品を提供、お客さんは食べ終わったリユース食器を、エコステーション(リユース食器の回収場所)に返却、回収したリユース食器は貸出事業者が持ち帰り洗浄して、また貸し出ししていくという、環境に配慮したイベントの形を実証しました。
今回の実証事業では、FM802が主催する「FUNKY MARKET」、大阪国際空港雪まつり実行委員会、横手市、(一社)横手市観光推進機構、(一社)横手市観光協会が主催する「大阪国際空港雪まつり」、茨木夜市実行委員会(協力:FICベース株式会社)が主催する「茨木ヨアソビ・ヨ市」の3イベントでリユース食器を導入し、のべ15,000個のリユース食器が導入されました。
実証事業の結果を踏まえて、環境効果や導入時のポイント等をまとめたガイドライン等を作成し、府内のイベント主催者にリユース食器の導入を働きかけてまいります。
DATA
| 業務名 | 『イベントにおけるリユース容器の導入促進事業』に係る業務委託 |
|---|---|
| 期間 | 2025年7月~2026年8月 |
| 発注元 | 特定非営利活動法人地域環境デザイン研究所 ecotone |
| 担当 | 長澤弘樹、齋藤友宣、藤田太裕 |
