INTERVIEW丸井 和彦

公共マネジメントグループ
平成29年度入社

公共マネジメントグループ 丸井和彦。平成29年入社なので、いわゆる新入社員だ。
はたから見ていると、いつも落ち着いた態度で、その堂々とした話し方はすでにベテランの風格さえ漂うほどだ。とはいえ、やはり新人。数々のミスもあるようで・・・。

福島のまちの復興に関わって
まちづくりの面白さを知りました。

まちづくりに初めから興味があったかと言えばそうではありません。大学時代は関西大学・社会安全学部で災害について学んでいました。出身地の名古屋は東海地震のこともあって、災害対策の意識が高い地域です。そして入学の1ヶ月前に東日本大震災が起こりました。おのずと学ぶことが決まったという感じですね。

専攻は「減災政策」、つまり災害の予防や事後対応、災害復興についての研究です。対象には震災もそうですが噴火災害や口蹄疫なども含まれます。まちづくりに関わるようになったきっかけといえば、2014年に安倍政権が打ち出した「地方創生」と言えるかもしれません。
指導教員の紹介で東京にある企業のお手伝いを始めることになり、福島の原発で被害を受けたまちの復興・地方創生への取り組みに携わってからです。避難勧告が解除されても人が戻ってこない。どうやって人口を増やすのか、まちの魅力を高めるのか。住民や役所の方にアンケートをするなど、いろんな話を聞いて私自身の視野も広がりました。まちづくりって面白い。そう感じました。

自治体の計画づくりは責任のある仕事。
ドタバタ必死にやってます。

私が所属する公共マネジメントグループの核となる仕事をひと言で言うと自治体のマネジメント、言い換えると行政の計画づくりです。その中で中心となるのは、各自治体の大きな方向性を示す総合計画の策定です。もっと人口を増やすとか、住みやすいまちにするなどですね。向こう10年間ででどんな施策をするのか。福祉、教育、保険、さまざまな分野で自治体の担当者と協議しながら計画をまとめていきます。この総合計画があるからまちづくりができるといっても過言ではありません。自治体の予算にも関わってくることですので責任ある仕事だという実感はありますね。まちの規模にもよりますが、小さな自治体でも8~9ヶ月はかかりますし、大きなまちでは2年以上かけて冊子にまとめます。

新人なのに順調に仕事をしているように聞こえますが、ぜんぜんそうじゃないです。誤字脱字が多いなどの書類の不備や、スケジュール管理の不手際やワークショップがうまく進められなかったなどで何回注意されたかわかりません。あと、時間に追われます。仕事のスピードを求めると丁寧さに欠けます。いまは両立させるのがむずかしいですが、今後の自分自身の課題だと思っています。

ダークツーリズムが趣味。
変わってますか?

旅行が趣味で、ダークツーリズムに関心があります。ダークツーリズムとは、死や苦しみと結びついた施設を有するまちを旅することです。いわゆる負の遺産のようなものですね。広島、長崎、アウシュビッツ、チェルノブイリなどが代表でしょうか。

日本人の感覚では、そういうまちを旅として訪れるのは不謹慎と言われるかもしれません。ですが、チェルノブイリを訪れる観光客も多くなっています。ウクライナの首都であるキエフから日帰りや一泊のツアーが出ていて、ヨーロッパ各地から気軽に行くことができ、私も行きました。あくまで趣味なんですが、大きな被害を受けたまちがどうやって復興したかや、観光地化するようになったのか。それはまちづくりに関わってきます。そのあたりは仕事としても興味がありますね。

新人でも仕事を任せてもらえる。
大変だけど働きやすいです。

就職先としてアルパックを選んだのは、会社説明会で「地域を良くする」という使命感がすごく伝わってきたからです。私は文系なので、やっていけるだろうか心配で社長に相談したところ「入社すれば関係ない。それより自分が何ができるかが大事」と言われました。それで入社したらいきなり一つの仕事をポンと任されて驚きましたが・・。でも、任されるのはとても働きやすいことでもあります。もちろんサポートはありますし、自分で考えて仕事をすると責任感も生まれてきます。

いま目標にしているのは、まとめあげた総合計画をどこまで実効性の高いものにするか、です。計画があっても実際に動かないと意味がないです。まちの総合計画を知らない人も多い。そのためにはPRも必要です。いいPR用パンフレットをつくるためのデザインセンスや、資料の色遣いのセンスも身につけなければと思っています。この仕事は本当に幅が広く、勉強することばかりです。

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