アルパックニュースレター190号
八坂神社蛭子社祭に福娘として参加しました
“えべっさん”といえば大阪の今宮戎神社が有名ですが、京都のシンボルともいえる八坂神社でも毎年華やかに“えべっさん”が執り行われることをご存知でしょうか。
八坂神社の蛭子(えびす)社は、平安時代に祀られるようになったと伝えられ、全国のえべっさんの原点とも言われています。毎年1月9日夕刻に催される宝船の巡行では、七福神を乗せた宝船が八坂神社石段下から四条烏丸間を往復し、金の烏帽子に巫女姿の福娘が商店街の組合員に福笹を授与します。巡行は京都の目抜き通りを3時間かけて練り歩くもので、祇園商店街と四条繁栄会商店街振興組合(アルパック京都事務所も組合員)によって支えられているお祭りです。この伝統ある行事、今年は見物するだけではなく、福娘として参加してきました。
当日は雪の舞う寒い日となりましたが、巫女姿に身を包んだ30名の福娘が集まると、目にも耳にも、寒さも忘れるくらいの賑やかでした。巡行がスタートすると、行列に遅れないように人込みをかき分けながら、百貨店、若者向けアパレルショップ、牛丼屋さん等々、組合員店舗へ一軒ずつ福笹を手渡していきました。私は河原町通り~烏丸通りの担当で、アルパック京都事務所にも笹を届けることができました。
新年の挨拶とあわせて組合員の一年の商売繁盛を祈る行事ですが、巡行に参加した私たち福娘も八坂神社に帰る頃には、一致団結してご奉仕を終えた達成感に包まれました。地域に対する愛着を育み、街を支える力を養うという「祭り」が持つ大切な役割を、改めて感じた一日でした。
福娘の募集は毎年秋にありますので、応募資格のある方は是非チャレンジしてみてください。いつもとは違う視点から、古都を支える京都人の力を垣間見ることができると思います。ちなみにアルパックに届けた福笹は、京都事務所の入り口に飾られています。事務所にお越しの際はぜひご覧ください。
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アルパックニュースレター190号・目次
ひと・まち・地域
- 被災地から新たな災害復興に向けた取組を考える-建築基準法84条による建築制限について/取締役副社長 堀口浩司
- 京都の中心市街地をデザインする/名誉会長 三輪泰司
- 地域から少子高齢化への対応を考える~その10 空き家問題を考える~/代表取締役社長 森脇宏
- 商店街活性化の担い手継承プロセス~博士論文のご紹介~/持続・魅力のまちづくりチーム 依藤光代
- 松の実保育園分園「社の上」ができました/建築プランニング・デザイングループ 高坂憲治









