アルパックニュースレター192号

特集「戦後70年・まちに残る戦争の記憶/記録を巡って」

ニュースレター編集委員会 長沢弘樹

戦後70年・まちに残る戦争の記憶/記録を巡って

 西暦2015年の今年は、1945年に第二次世界大戦が終わってから70年の節目の年です。今号では、アルパックの基盤である京都と大阪を中心に、原稿の一部だけで言及する場合も含めて、今もなお残る、戦争の記憶と記録を巡る記事を集めました。
 今号の三輪名誉会長の原稿は、「伝承」と「継承」がキーワードとなっています。継承した側から伝承する側へと変化するということは、すなわち、自らの持つ「記憶」という特権的な経験を、「記録」という形式の普遍的なものへと変化させることです。
 これはつまり、日常生活の中で戦争の記憶を理解できた時代が終わり、戦争の記録を改めて学ばない限り理解できない時代になったということではないでしょうか。こうした時代においてこそ、とりわけ我々のような職能にとっては、記録という普遍的なものの重要性が高まっていると思います。
 今号の特集が、皆さまの記憶を辿る、或いは、記録を理解する。そのための手伝いとなれば幸いです。