アルパックニュースレター192号
特集「戦後70年・まちに残る戦争の記憶/記録を巡って」
ニュースレター編集委員会 長沢弘樹
戦後70年・まちに残る戦争の記憶/記録を巡って
西暦2015年の今年は、1945年に第二次世界大戦が終わってから70年の節目の年です。今号では、アルパックの基盤である京都と大阪を中心に、原稿の一部だけで言及する場合も含めて、今もなお残る、戦争の記憶と記録を巡る記事を集めました。
今号の三輪名誉会長の原稿は、「伝承」と「継承」がキーワードとなっています。継承した側から伝承する側へと変化するということは、すなわち、自らの持つ「記憶」という特権的な経験を、「記録」という形式の普遍的なものへと変化させることです。
これはつまり、日常生活の中で戦争の記憶を理解できた時代が終わり、戦争の記録を改めて学ばない限り理解できない時代になったということではないでしょうか。こうした時代においてこそ、とりわけ我々のような職能にとっては、記録という普遍的なものの重要性が高まっていると思います。
今号の特集が、皆さまの記憶を辿る、或いは、記録を理解する。そのための手伝いとなれば幸いです。
アルパックニュースレター192号・目次
2015年8月1日発行
ひと・まち・地域
- 奥河内ビュッフェレストランTERRAがオープンしました/建築プランニング・デザイングループ 鮒子田稔理・三浦健史 地域イノベーショングループ 原田弘之
- 地域から少子高齢化への対応を考える~その11 地方消滅を考える~/代表取締役社長 森脇宏
- 明石の本町商店街で景観ガイドラインを策定しました/都市・地域プランニンググループ 橋本晋輔
特集「戦後70年・まちに残る戦争の記憶/記録を巡って」
きんきょう
- 初めてのミラノ、フィレンツェ、クラクフ~京都商工会議所会頭ミッションに参加して/代表取締役会長 杉原五郎
- 天空都市「マチュピチュ」へ~チャスキが走ったインカ道の魅力/地域再生デザイングループ 岡崎まり







