アルパックニュースレター180号
地域の魅力を巡る、まち歩きコースをつくってまちの皆に紹介しよう
~ワガヤネヤガワ大学「まち案内人講座」~
まちに愛着をもち、地域に関わるきっかけにしてもらう講座として、寝屋川市によって平成23年度からワガヤネヤガワ大学「まち案内人」体験講座が開講されています。
講座内容は、地域の人やグルメ、行事など「今そこに生きる地域資源」を受講生同士で発見しながらまち歩きコースを作成し、実際にツアーを行う「まち案内人」を体験してもらうものです。
寝屋川市駅周辺を対象として行われる今年度講座の講師としてお手伝いをしています。(講座全体運営:京阪電気鉄道株式会社)
第1回の講座では、昨年東寝屋川地域を受講された“先輩”案内人に、地域の歴史だけでなく、地域のなかでキラリと光る技術や人物、案内人のお気に入りスポットなどを紹介してもらうまち歩きツアーを体験するところからスタート。今年度の受講生のなかで、最初は、「自分が案内なんて」と戸惑っておられた方もツアーを存分に楽しまれて、感覚をつかんでおられました。

案内人や地域の方からのお話を聞く受講生
第2回以降は、2グループに分かれ、寝屋川市駅周辺で気になる店や場所、お気に入りスポットなどを出しあいながら、ツアーの骨格となるコンセプトを決め、まちのキーマンなどへの取材活動を行っています。
受講生の皆さんも自ら進んで話を伺ったり、調べたりすることで、普段何気なく通っているまちの見え方が変わってきて、新たなまちの発見などを楽しみながら参加いただいています。
8月からは、これまでの取材などを通して探した地域の資源を以下のようなコースづくりのポイントを念頭におきながらまち歩きツアーとしてまとめていきます。
・ツアーのコンセプトに沿ってストーリーをつくること
・2時間程度で回れるツアー内容にすること
・案内人が話すだけでなく、地域の方や商店主などとコミュニケーションを持つ場をつくること
・そこでしか得られない体験を出来るだけ盛り込むこと
など
今後は、実際にツアーコースの下見歩きをしながら、時間配分の調整や説明の練習などを行いながら、ツアーとしての完成度を高めていっていただくことになります。
2グループとも11月のまち案内本番に向け、どんなまち歩きツアーに仕上がっていくかが楽しみです。出来上がったツアーもご紹介したいと思います。
![]() 地域の方への取材活動 |
![]() ツアーの内容の検討 |
アルパックニュースレター180号・目次
寄稿
ひと・まち・地域
- 地域から少子高齢化への対応を考える(その2)~出生率を高める女性就業率に影響を及ぼす3つの要因~/代表取締役社長 森脇宏
- 皇居ランの問題にまちづくりのアプローチで取り組む/都市・地域プランニンググループ 坂井信行
きんきょう
- 景観を通じたにぎわいづくり社会実験を行いました/公共マネジメントグループ 橋本晋輔
- 旧水井家住宅を活用してお茶会を開催しました/地域再生デザイングループ 岡崎まり
- 地域の魅力を巡る、まち歩きコースをつくってまちの皆に紹介しよう~ワガヤネヤガワ大学「まち案内人講座」~/地域再生デザイングループ 羽田拓也









