アルパックニュースレター168号

畑に花は咲いたのか?伊賀市菜の花プロジェクト

執筆者;大阪事務所/鮒子田稔理

 ニュースレター165号で「畑に花を咲かせましょう」というタイトルで、菜種の種まきを行ったことをご紹介いたしました。今回春の遠足では、「我々が撒いた種は無事育ったのか?」ということを確かめるべく再び伊賀市に行って参りました。
 まずは、地元の方のご案内でワラビ採り、タケノコ堀体験などで体を動かした後にうれしいお餅を丸める作業を体験。もうお昼時だったので、丸めながらぱくっと頬ばる甘いあんこの入った草餅はまことに美味しかったです。
 その後、用意していただいた昼食を皆でお手伝いして整え、美味しくいただきました。
 山菜の天ぷらに伊賀牛の炒め物、タケノコとワラビの煮物、先ほど作った草餅に山菜の炊き込みご飯。どれも地元ならではの何気ない日常の食べ物ですが、地元の食材を使った安全で安心なご馳走でした。
 


菜の花畑で記念撮影

 もともと「馳走」という字は「馳せる、走る」という字から成っています。客人をもてなすために走りまわって整えられた料理は最高のご馳走となります。
 さて、我々が11月に種まきをした畑ですが・・・他の畑より明らかにまばらに咲いておりました。初心者なので、どうしても撒き方が不均一になってしまうのです。大人は苦笑いしながらも、子どもたちは菜の花の中で記念撮影。(斜めから撮ると菜の花が密生しているように見えます)


田植えの様子

 今度撒く機会があればもう少しマシに撒きたいと固く心に誓うのでした。
 我々が菜の花の観賞を楽しんでいる頃、近くの田んぼでは田植えの真っ最中でした。
 田植えが終わって一息ついた頃には、この美しく咲く菜の花も種をつけ収穫時期に入ります。
 そして今年の菜種油が7月以降順々に絞られていくのです。
 おかげさまで、昨年は約18tの菜種から約6tの油を絞り、自己消費や販売で在庫はほとんど残っていないという状況です。
 アルパックでは、一昨年以来搾油施設の設計やパッケージデザインなどでこの菜種油「七の花」の生産や販売促進のお手伝いをしてきました。昨年は総合パンフレットの作成を致しました。作成過程で何人かのプロの料理人の方にもお話しを聞きましたが、皆さん共通していたことは、スープや蒸し料理の仕上げにエクストラバージン菜種油をかけるなど、「七の花」の色の美しさと香りをできるだけ新鮮な状態で料理に生かしたいということでした。
 是非、今年の絞りたて菜種油を一度お試しください。

エクストラバージン菜種油七の花
(焙煎せずに低温で絞り時間をかけて自然ろ過を繰り返した自慢の一品)/94g・184g
一番絞り菜種油七の花
(昔ながらの焙煎・圧搾方式で絞った菜種油)/453g
商品に対するお問い合わせは、
(社)大山田農林業公社
TEL0595-47-0151


みんなでお餅を丸める

菜種油で揚げた山菜の天ぷら