アルパックニュースレター176号

大阪の水辺が変わる!~中之島GATE~

執筆者;大阪事務所/絹原一寛


 10/13から21にかけて開催された水都大阪フェス2012。各会場で趣向を凝らした楽しいプログラムが展開され、多くの人でにぎわいました。そのプログラムの一つで、大阪中央卸売市場南側で開催された「中之島GATEプロジェクト」に、ミュージシャンとして出演させて頂きました。
 きっかけは水都大阪フェスのディレクターであり、この中之島GATEの企画・運営を取り仕切る泉英明さんからのお誘い。実は、9年前に大正・尻無川沿いで都市大阪創生研究会の有志が取り組んだ「リバーカフェ」でも同じように演奏したのですが、その時にも泉さんが関わられていて「あの時の再来を!」ということで実現したわけです。
 会場は、対岸の住友倉庫をライトアップした、ムード満点の場所。出店したレストランも美味しい食事・お酒を提供してくれました。若干交通アクセスに難のあるところにも関わらず、常時人が集い、時には船で訪れる方もおられ、まさしくGATEに相応しい場所の可能性を見せてくれました。私のトランペットに加え、サックス、ピアノ、ベース、ドラムのクインテットの編成、ジャズのスタンダードを中心に時間も忘れて演奏、最後はアンコールも頂くなど盛り上がって終了しました。
 泉さんとは「9年前とやっていることは全然変わってないよね」と笑っていたのですが、水辺を取り巻く状況や環境は泉さんらのご尽力で大きく変わりつつあることを実感した一日でした。この中之島GATEプロジェクトは来年度以降の本格展開に向けた試金石となっているそうで、日常的に賑わいの声や音楽が水辺に響く、そんな空間がぜひ実現できればと願っています。


ムード満点の中之島GATE

ムード満点の中之島GATE

ライトアップで美しく浮かび上がる住友倉庫