アルパックニュースレター186号

365日、気分も晴れ「京都三条会商店街」

執筆者;大阪事務所 中村孝子

 千本通から堀川通まで長いアーケードが続く「京都三条会商店街」には、100年以上の歴史をもつ和菓子屋さん、仕出し屋さん、町家を活かした個性的なカフェなど魅力的なお店がたくさんあります。近年、周辺に立命館大学や佛教大学のキャンパスが立地したことから、おしゃれな雑貨屋さんもできています。今号の「創始者にきく」で商店街を訪れたので、探検してみました。

色んな時代の雰囲気が伝わる看板

 京都市では、8月末の屋外広告物の施行期限がせまりつつあり、ここ数年大がかりな看板の撤去・掛けかえが続いてきました。京都事務所のある四条通もビルの袖看板などがなくなり、すっかり様変わりしました。その一方で、京都三条会商店街は、魅力的な看板が残っています。(有名)書家による100年以上前の木製のものから、手作業で字体を作成していた時代のレトロなものなどなど。もちろん、看板だけでなく、色んな時代の雰囲気が漂う要素があり、歩くのが楽しい商店街です。


色んな時代の雰囲気が漂う商店街

商店街の底力

 毎年恒例となっている「七夕夜市」があるというので訪れてみました。昼間そこそこの人だった商店街には、予想以上にいっぱいのお客さんでびっくりしました。焼き鳥、だし巻き、焼き魚などなど、商店街ならではの食材を活かした露店の数々。聞けば、各店舗の手づくりだそうで、他にも金魚すくいや綿菓子の露店もあり、大賑わいでした。子どもにとっては一足早い夏休みで、夏の思い出を飾る1ページとなっているでしょう。
 さて、京都三条会商店街では、この他に地ビール祭やお化け屋敷のイベントなどが開催され、商店街の底力を感じさせられます。近くには二条城もあり観光がてら皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。
365日晴れの街アーケードショッピング街「京都三条会商店街」
http://www.eonet.ne.jp/~sanjo/


雑貨屋さん

タイル張りの立派なお地蔵さんを発見して感動!