レターズアルパック210号
茨木市市民会館跡地エリアを「みんなで育てる広場」へ
執筆者;地域再生デザイングループ/戸田幸典
茨木市では市民会館跡地エリアを活用した施設の整備(2023年開設予定)に向けて、「基本計画」の検討が進められています。 跡地エリア活用のキーコンセプトは「育てる広場」。アルパックは、この基本計画の内容と活用にむけた市民意識醸成につなげるため、キーコンセプトの実現に向けた市民ワークショップと、会館前人工台地を芝生化し、実際に使ってみる「社会実験」の運営をサポートしています。6月2日と7月8日に「施設編」「広場編」としてそれぞれ2回、約60名の参加者とともにワークショップを実施しました。

ワークショップの様子
「施設編」は、整備予定の施設機能(ホール・子育て支援・図書館・賑わいの広場等)について基本計画に市民アイデアを反映することを目的に、施設機能をうまく組み合わせた過ごし方・使い方ストーリーをつくり、基本計画につなげる「物語ワークショップ」を実施しました。
また、「広場編」は、社会実験での市民による企画や将来の広場の使い方を考えることを目的に、実際の広場周辺の風景の写真を使った「情景ポスターセッション」でありたい風景・過ごし方を共有し、社会実験での広場利用コンセプトと企画づくりのワークショップを実施しました。
秋には、ワークショップから見えてきた茨木市にあるいろいろな資源やコンテンツを活用した過ごし方や使い方ストーリーをもとにした「社会実験」企画を実施し、「暮らしの質を高める広場」づくりにチャレンジします。
![]() 広場編「情景ポスターセッション」 |
![]() 施設編「物語ワークショップ」発表の様子 |
レターズアルパック210号・目次
2018年7月発行
特集「おとなり」
- 特集「おとなり」/レターズアルパック編集委員会
- 特集「おとなり」おとなりの国「韓国」の伝統集落で昔の生活様式や文化に触れる/山道未貴
- 特集「おとなり」となりの国からみた日本/朴延
- 特集「おとなり」おとなり同士の沿道の不動産オーナーが連携するエリアマネジメント活動/絹原一寛
- 特集「おとなり」おとなり同士困った時こそお互い様の精神で/丸井和彦
- 特集「おとなり」アマチュアの視点が都市を変革する!?/坂井信行
今、こんな仕事をしています(業務紹介)
- 大阪人に愛される商店街であり続ける「なんば 戎橋筋商店街」/山部健介
- 都心部での大規模マンションの立地を考える/橋本晋輔
- 茨木市市民会館跡地エリアを「みんなで育てる広場」へ/戸田幸典
- 密集市街地のこれからを考える/中井翔太
- 元銀行がフレンチレストランに/山崎博央
- 「西京結び」~区民のアイデアで新たな活動を/嶋崎雅嘉
- ひょうご持続可能地域づくり機構(HsO)人材育成プログラム 第4期生募集中/畑中直樹









