レターズアルパック210号
新人紹介「街のよりよい理解にむけて」
執筆者;都市・地域プランニンググループ/稲垣和哉
はじめまして。7月から都市・地域プランニンググループに
配属となりました稲垣和哉です。
大阪市阿倍野区のちんちん電車沿線で育ち、大学進学を機に8年ほど仙台で暮らしていました。仙台ではのんびりとした生活環境のもと、勉学・部活・恋愛と人並みに青春を謳歌してきました。アルパックでの採用が決まり、いざ仙台を離れることが現実になると、これまでの記憶が一気に蘇りとても感傷的な気持ちになりました。街への愛着というものはこういうときに強く感じるものなのだなと一つ勉強になりました。
そういうわけで久しぶりに大阪に戻ってきたわけですが、この8年の間に大きく街の姿が変わっていることに驚きました。昔の思い出や風景を懐かしみつつも、変わっていくことを肯定的に捉え、これからの生活を新たに重ね合わせていきたいと思います。
大学では、人々が都市空間をどのように使っているか、そしてその結果として街がどのように立ち現れているのかをテーマに研究をしていました。 新しいテクノロジーやそれに付随するサービスが社会のあり方を大きく変えているなか、街での活動や体験はどのようなものになっていくのか、どうあるべきか、そのようなところに関心があります。最新の技術や周辺分野の動向に目を向けつつも、まずは街をよく歩き、よく観察し、よく話をして感性を磨いていきたいと思います。
右も左も分からない状態ですが、一つひとつ目の前の人たちや地域に向き合いながら、その道中で何か真理らしきものを拾いつつ、街に対する理解を深めていきたいと思います。これからどうぞよろしくお願いします。
レターズアルパック210号・目次
2018年7月発行
特集「おとなり」
- 特集「おとなり」/レターズアルパック編集委員会
- 特集「おとなり」おとなりの国「韓国」の伝統集落で昔の生活様式や文化に触れる/山道未貴
- 特集「おとなり」となりの国からみた日本/朴延
- 特集「おとなり」おとなり同士の沿道の不動産オーナーが連携するエリアマネジメント活動/絹原一寛
- 特集「おとなり」おとなり同士困った時こそお互い様の精神で/丸井和彦
- 特集「おとなり」アマチュアの視点が都市を変革する!?/坂井信行
今、こんな仕事をしています(業務紹介)
- 大阪人に愛される商店街であり続ける「なんば 戎橋筋商店街」/山部健介
- 都心部での大規模マンションの立地を考える/橋本晋輔
- 茨木市市民会館跡地エリアを「みんなで育てる広場」へ/戸田幸典
- 密集市街地のこれからを考える/中井翔太
- 元銀行がフレンチレストランに/山崎博央
- 「西京結び」~区民のアイデアで新たな活動を/嶋崎雅嘉
- ひょうご持続可能地域づくり機構(HsO)人材育成プログラム 第4期生募集中/畑中直樹







