アルパックニュースレター178号
アイ・スポットのイベント報告
昨年度末に、御堂筋に関連して相次いでイベントを開催しましたので、ご紹介します。
「御堂筋まちづくりトーク#2・御堂筋イルミネーション」を開催しました
1/18(金)に、「OSAKA光のルネサンス2012」で御堂筋イルミネーションの照明デザインを担当されている長町志穂さんをお招きし、デザイン・コンセプトや、設計・施工上の工夫、さらには今後の展開方向についてお話し頂きました。
御堂筋イルミネーションを大阪の風物詩として定着させるべく、「光の列柱」「星屑」といった核となるデザイン・モチーフを毎年展開していること、その中でも少しずつバージョン・アップを重ね進化させていること、工期が非常に限られる中で設計の工夫や職人さんの優れた技術でなし得ていること、関係機関やビルのオーナー等との調整・折衝を粘り強く行い実現にこぎ着けていることなど、長町さんや協力スタッフ、関係者の方々の熱意・こだわりが結晶となって、御堂筋イルミネーションが実現していることが大変印象的でした。
当日は、トークイベントの後に長町さん自身に現地を案内頂き、細かいポイントを丁寧に解説頂きました。参加者からもたくさんの質問が寄せられ、非常に充実した内容となりました。

御堂筋イルミネーション
「御堂筋ワーキングスタイルトーク#3・都市魅力とエンターテイメント」を開催しました
2/1(火)には、関西のエンターテイメント・シーンを牽引するアート・プロデューサー、小原啓渡氏をお招きしたトークイベントを開催しました。
小原氏は、大阪市住之江区にある名村造船所跡地をアートの拠点として再生させたクリエイティブセンター大阪(CCO)のプロデューサーとして有名で、現在はノンバーバル(非言語)パフォーマンス「ギア」を主催するなど、社会の課題に対してアートという切り口からの取り組みを実践しておられます。当日は、それらの活動の一端をご紹介頂きながら、関西や海外のエンターテイメント・シーンの現状と、これから向かうべき方向について議論を交わしました。
小原氏のエンターテイメントにかける情熱はすさまじいものがあり、「日本でも、海外の観光ガイドブックに掲載されるような本物のエンターテイメントを」と意気込んで「ギア」のロングラン公演を仕掛けておられます。トークイベントそのものが「ライブ」=「空間と時間の共有体験」と化し、訪れた方々も小原ワールドに引き込まれたのではないでしょうか。

都市魅力とエンターテイメント
「御堂筋まちづくりトーク#3・御堂筋と近代建築」を開催しました
2/5(火)には、建築家としてご活躍で、とりわけ近代建築に造詣が深く、船場アートカフェや江之子島文化芸術創造センターを拠点に活動されておられる高岡伸一氏をお招きしました。
「御堂筋は近代建築といっても『見どころがないのでは』と思われるかも知れないが、そんなことはありません」とは高岡氏の弁。あたかも「御堂筋の近代建築さんぽ」といった趣向で、沿道の近代建築の見どころ、さらに高岡氏が現在作成を進めておられる「船場建築マップ」の内容もご紹介頂きながら、近代建築の見どころ、おもしろさ、奥深さを分かりやすく解説頂きました。多数の方々に参加頂き、質疑応答の時間も活発な意見が飛び出しました。
※平成25年3月末をもってアルパックのアイ・スポットの管理・運営業務が終了となりました。この間、イベント等に多数ご参加、ご協力等頂き、誠にありがとうございました。

御堂筋と近代建築
アルパックニュースレター178号・目次
ひと・まち・地域
きんきょう
- 芝田2丁目のまちづくりが動き出します~未来都市芝田2丁目協議会の設立&記念イベント「マルシェ」の開催/都市・地域プランニンググループ 清水紀行
- アイ・スポットのイベント報告/都市・地域プランニンググループ 絹原一寛
- 大阪市港区ワークス探検団の取り組み~小学生による中小企業訪問活動/代表取締役会長 杉原五郎
- 第6回CITEまちづくりシンポジウム「大阪をブランディングする~新たな都市魅力を創造し、世界・アジアに発信する~」に参加して/地域再生デザイングループ 中塚一・羽田拓也







