レターズアルパック209号

子どもたちがとことん遊びたくなる「プレイパーク」

執筆者;地域再生デザイングループ/竹内和巳

 プレイパークは、子どもたちが自分たちで自由に考えて遊べる場所です。
 遊びは、子どもたちの成長において非常に重要であるとされています。しかし、都市部をはじめとして、子どもたちが自由に遊ぶ空間がなくなることで、子どもたちの遊びも貧しくなっていると指摘されています。皆さんも、禁止事項ばかりが目立つ、誰も遊んでいない公園を目にすることも多いのではないでしょうか。
 そのような状況において、子どもたちの遊び環境をつくる取り組みとして、日本でも各地でプレイパークが実施されるようになっています。


竹林公園の子どもの広場

京都市洛西竹林公園での取組

 昨年度、京都市のニュータウンの活性化に関する業務の中で、洛西ニュータウンにある竹林公園内の「子どもの広場」を、安心して自由に子どもを遊ばせることができて、ニュータウン内外から訪れたくなる場所とするために、再整備素案を作成する機会がありました。
 再整備素案を作成するプロセスの中で、実際に利用者となる子どもたちや保護者の方を対象とした実験的なプレイパークを実施しました。開催が12月ということもあり、大変寒い中でしたが、子どもたちはダンボールでロボットをつくったり、竹を切って遊んだり、各々がやってみたい遊びを思い切り楽しみました。保護者の皆さんも、子どもたちに負けず劣らず楽しんでいたことも印象的でした。
 今回は普段中々できない遊びを用意しましたが、中でも自分で工夫する余地の大きいダンボール遊びの人気が高く、様々な種類の工作が見られました。また、子どもたちに今後やってみたい遊びを聞いたところ、広場内の高低差や樹木・竹、壁などを使った遊びに関する意見が多く見られました。


竹割り遊びの様子

 とことん遊びたくなる空間には、「普段はできないことができる」ことに加え、「自分で工夫する余地が大きいこと」、「その場所ならではの遊びができること」、が重要だと感じました。
 また、子どもたちが健やかに育つプレイパークをつくることは、「子育ち」しやすいというまちの魅力向上にもつながっていくと感じます。
 そんな魅力的なプレイパークを継続的に実施できる場をつくるためには、子どもたちがとことん遊べる空間を確保するとともに、大人が無理なくサポートできる仕組みも重要です。今後は、空間と仕組みを合わせて提案していきたいと思います。


レターズアルパック209号・目次

2018年5月発行

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