アルパックニュースレター165号
キッズバーベキュー高浜楽校を開催
ニュースレターVOL162のバーベキュー(BBQ)話の続きです。福井県高浜町の若狭高浜観光協会では、素晴らしい浜辺の景観や地元で採れる食材を楽しむBBQによって、地域の産業振興や浜辺の環境保全などに結びつける活動に取り組んでいることをご紹介しました。
さらに、この“BBQ”は、子ども向けのプログラムとしても最適であることから、高浜町の特色ある体験メニューにしていくことを目指しています。
高浜楽校を開校
昨年10月、日曜日を利用して1日だけの「キッズバーベキュー高浜楽校」が若狭高浜観光協会と日本バーベキュー協会の共催によって実施されました。
浜辺に近いBBQサイトとして、高浜町には和田キャンプ場があります。当日は、あいにくの曇り空だったのですが、午前と午後の2部構成によって、どちらも楽しくBBQを学びました。
ところで、今回の取り組みは、どのようにBBQの楽しさや五感を働かせることの大切さを子どもたちに伝えるか、インストラクターとして地域の大人たちが学ぶことに真の目的がありました。そのため、一連の授業は、日本バーベキュー協会の下城会長を校長としてお招きし、ノウハウを伝授していただきました。
火おこし体験
BBQを始めるにあたって、まずは種火が必要です。火をおこすことの難しさについて、昔ながらの火おこし道具や火打ち石を使って体験します。疲れてきたら次の人にすぐにバトンタッチして頑張りますが、なかなか火がつきません。

煙は出るけど・・・
マイソースづくり
酢、砂糖、塩、みりん、胡椒、ケチャップ、レモン汁、リンゴ酢、唐辛子・・・何十種類もの調味料を使って、自分だけのオリジナルソースを作ります。「エバ○焼き肉のタレ」のように、出来合いのソースではなく、それぞれの素材の味を自分の舌で確かめながら、混ぜ合わせていきます。なかには、何ともいえない色のソースができあがり・・・。
地元のちくわにマイソースを塗って焼く
せっかく作ったマイソース。地元で製造されたちくわに、ソースを塗りながら焼いていきます。やっぱり、自分で作ったソースとちくわの相性は抜群!パンも焼いてソースを塗ってみると、意外とイケる!
最後はフルーツバーベキューとマシュマロで締める
フルーツは、焼いて食べると甘さが際だちます。バナナやミカンなど、皮が真っ黒になるまで焼いてあたためます。また、串に刺して焼いたマシュマロは、トロッと甘く、子どもたちに大人気でした。
キッズBBQを通じてコミュニケーション
前回、「BBQは、コミュニケーションの道具である」と書きました。キッズBBQを通じて、子ども同士のコミュニケーション、子どもと大人のコミュニケーションが深まりました。そして、現代生活に慣れた大人にとっても、食の大切さを再認識する場となりました。子どもたちの笑顔と一生懸命に取り組む様子を見て、キッズBBQ高浜楽校の手応えを感じた一日でした。
![]() 僕のソースが世界一 |
![]() 網から落ちないように注意して |
アルパックニュースレター165号・目次
新年の挨拶
ひと・まち・地域
- 低炭素都市づくり異なる2つの地域より/大阪事務所 畑中直樹・中川貴美子
- 学校給食からひろげる地産地消~食育推進計画における政策指標を切り口に
/京都事務所 廣部出・大阪事務所 原田弘之・渡邊美穂 - 命を救うプロジェクト~心臓疾患術前シミュレータの開発/京都事務所 高野隆嗣
- キッズバーベキュー高浜楽校を開催/大阪事務所 高田剛司









