アルパックニュースレター183号

魅力的な通りづくりに向けた取り組みを試行的に行いました

執筆者;地域再生デザイングループ 三木健治・羽田拓也

 堺市堺区の中心を走る大道筋は、阪堺電車が通り、沿道をはじめ歴史資源が立地する堺区のメインストリートの一つです。
 昨年度、大道筋の将来像について考える「大道筋カフェ」、大道筋の街路樹整備に向けた「ワークショップ」において出された意見などを「大道筋の未来予想図」としてまとめました。
 今年度は、「大道筋の未来予想図」の中から「広い歩道と一体的な土地利用や沿道景観づくり」というテーマの具体化を進めることとなりました。
 沿道の歩道の演出と広い歩道を活かしたオープンカフェなどを、沿道のカフェなどにご協力いただき、11月16~24日の9日間、沿道の花壇の演出とオープンカフェを試行的に実施しました。


子どもから大人まで様々な方が利用したオープンカフェ

 開催後に寄せられた意見として、普段大道筋を通っておられる方からは、「散歩コースとして、花壇が手入れされるのはよい」とか、「犬の散歩時に休憩できるカフェなどが限られるのでオープンカフェがあるとよい」、といった好意的な意見が聞かれました。
一方で、今回の取り組みを通じて、継続的に魅力的な通りとしていくためには、花壇の日々の管理についてや、道路空間の使用にあたっての通行者やカフェ利用者の安全確保などをどうつくっていくかなどの課題も見えてきました。
 今後は、大道筋にあわせた沿道の演出していくために沿道の事業者や近隣の住民などと一緒に、花壇の管理や沿道の使い方などを含め、地域が主体的に魅力的な通りをつくっていける仕組みを検討していくことができればと考えています。


ハンギングによる花などで彩られた沿道の花壇

アルパックニュースレター183号(新年号)・目次

2014年1月1日発行

新年の挨拶

ひと・まち・地域

きんきょう

『創始者に聞く』

まちかど