レターズアルパック208号
「ちはや姫」がついにデビュー!
大阪・南河内が“いちご”でワクワク空間に
執筆者;地域産業イノベーショングループ/武藤健司
1月14日(いちごの日の前日)、グランフロント大阪にあるレストラン「旬穀旬菜(ロート製薬(株)が運営)」において、いちごの楽園スイーツフォーラムが開催されました。
フォーラムでは、モデルや野菜ソムリエが「いちごと美容と健康」の関連性について、いちご生産者が生産に対する思いを伝えるとともに、シェフによるいちごスイーツを参加者が試食しました。また、公募されていた大阪・南河内産(河南町や千早赤阪村)いちごのブランド名が「ちはや姫」と決まり発表されるなど、大いに盛り上がりました。
この事業は、今年度より大阪府が中心となり、河南町、千早赤阪村、JA大阪南、生産者の「公」「民」「農」が連携して行う「南河内いちごの楽園プロジェクト」の一環です。南河内地域では、5~6年前から新規就農者がいちごの栽培をはじめ、現在は80アール、年間25トンのいちごが収穫されています。プロジェクトでは、いちごのブランド化、農商工連携、新規就農者の育成(農業塾がスタート!)などにより、南河内地域にいちご産地を形成することをめざしています。

「ちはや姫」は、南河内出身の武将である楠木正成の息女といわれている「千早姫」がモデルで、
「お姫様のように愛らしく、華やかな美味しいいちご」という意味が込められています。
(品種は紅ほっぺ。1粒40g以上の大粒のものに限定)
面積あたりの収益性が高く、「朝採り」「新鮮」「完熟」が売りになるいちごは、都市農業である大阪農業に適しており、地元の直売所はもちろん、飲食店や小売店から多くの引き合いがあり、さらにはインバウンド観光の受け皿としてもニーズがあることが分かりました。新規就農者がチャレンジしやすい環境が整いつつあります。これからの南河内地域のいちごに注目です。
*本業務は、地域産業イノベーショングループの原田弘之も担当しています。

フォーラムで提供されたスイーツ
レターズアルパック208号・目次
2018年3月発行
特集「はるばる」
- 特集「はるばる」/レターズアルパック編集委員会
- 特集「はるばる」スロベニア共和国の来訪神クーレントの伝統行事/岡崎まり
- 特集「はるばる」中国・杭州のナイトエンターテイメント「印象西湖」/高田剛司
- 特集「はるばる」よかとこじゃった鹿児島/増見康平
- 特集「はるばる」ポートランドってこんなまちだったんだ/坂井信行
- 特集「はるばる」クリスマスに合わせてインドのムンバイ(旧ボンベイ)に行ってきました/アルパックOG片野直子
今、こんな仕事をしています(業務紹介)
- 「ちはや姫」がついにデビュー!大阪・南河内が“いちご”でワクワク空間に/武藤健司
- 築港で大阪府内の教職員を対象にまちあるき・意見交換会の実証実験を実施しました/増見康平
- 清酒発祥の地・伊丹で地元コラボの商品が新発売!/高田剛司
- 高知市「桂浜公園」パークマネジメントの取り組み~高知の魅力発信拠点に/堂本健史
- 木曽三川流域で新たな取組が動き出そうとしています/植松陽子
- 西脇のまんなかから「元気」を発信する/岡本壮平
きんきょう&イベントのお知らせ
- 台湾921大地震から復興した山間集落の今/中塚一
- 公・民協働の文化資産利活用/三輪泰司
- タウンマネジメントを実践する九州の住宅地(城野地区・日の里地区)を視察しました/絹原一寛
- アルパックのリクルートサイトを公開しました/坂井信行







