レターズアルパック208号
木曽三川流域で新たな取組が動き出そうとしています
濃尾平野に流れる木曽川、長良川、揖斐川は、昔から木曽三川と呼ばれ、人々に豊かできれいな川の水の恵みをもたらしてきました。
上中流域には豊かな森が広がり、木曽五木を始め木材のブランド産地にもなっていますが、一方で農林業の衰退など様々な課題も抱えています。
下流域で木曽三川の恵みを享受している名古屋市では、単なる水源地保全だけではなく上中流域への貢献を目的に、COP10を機に『水でつながる命』をテーマに「木曽三川流域自治体連携会議」を設立しており、現在4県下45自治体が参加し、意見交換や情報共有の場づくり、マルシェや商談会、シンポジウム、住民参加による水源地保全活動などを行っています。また、名古屋市のふるさと寄附金の受け皿の一つとして「なごやの水源・木曽三川流域連携事業寄附金」を用意し、寄附を流域の水源林保全活動に必要な用品の購入などに使っています。木曽三川流域の魅力的な特産品23品から寄附への返礼品を選ぶことができます。

木曽三川流域自治体連携会議の加盟自治体

寄附への返戻品一覧
今年度からは、水環境を支える森を守るため、流域の地域材の需要を高めて森林資源を循環利用する仕組みづくりの検討が進められています。滋賀県湖東地域で活動している「一般社団法人kikito*」の協力を得ながら、地域材を使用した紙製品や木のファイル、鉛筆等の試作品づくりや企業・自治体との連携に向けたニーズ調査などを行っており、アルパックもそのサポートをしています。企業や自治体なども巻き込みながら、「木曽三川流域ならでは」の動きにつなげていければと考えております。
※本事業は、畑中直樹と中川貴美子も担当しています。
※Kikitoの活動については、本誌177号(2013年1月発行)で紹介しています。(本誌では、びわ湖の森の木を使った「kikitoペーパー」を採用しています)
*木曽三川流域自治体連携会議のホームページ → http://www.water.city.nagoya.jp/kisosansen/index.html

絶品の高知の鰹
レターズアルパック208号・目次
特集「はるばる」
- 特集「はるばる」/レターズアルパック編集委員会
- 特集「はるばる」スロベニア共和国の来訪神クーレントの伝統行事/岡崎まり
- 特集「はるばる」中国・杭州のナイトエンターテイメント「印象西湖」/高田剛司
- 特集「はるばる」よかとこじゃった鹿児島/増見康平
- 特集「はるばる」ポートランドってこんなまちだったんだ/坂井信行
- 特集「はるばる」クリスマスに合わせてインドのムンバイ(旧ボンベイ)に行ってきました/アルパックOG片野直子
今、こんな仕事をしています(業務紹介)
- 「ちはや姫」がついにデビュー!大阪・南河内が“いちご”でワクワク空間に/武藤健司
- 築港で大阪府内の教職員を対象にまちあるき・意見交換会の実証実験を実施しました/増見康平
- 清酒発祥の地・伊丹で地元コラボの商品が新発売!/高田剛司
- 高知市「桂浜公園」パークマネジメントの取り組み~高知の魅力発信拠点に/堂本健史
- 木曽三川流域で新たな取組が動き出そうとしています/植松陽子
- 西脇のまんなかから「元気」を発信する/岡本壮平
きんきょう&イベントのお知らせ
- 台湾921大地震から復興した山間集落の今/中塚一
- 公・民協働の文化資産利活用/三輪泰司
- タウンマネジメントを実践する九州の住宅地(城野地区・日の里地区)を視察しました/絹原一寛
- アルパックのリクルートサイトを公開しました/坂井信行







