アルパックニュースレター160号
エクストラバージン菜種油(仮称)
三重県のバイオトレジャー発見事業の平成21年度優秀プランにvol.157でもお伝えした伊賀市の菜種油が選定されました。
この「エクストラバージン菜種油(仮称)」は平成21年春に伊賀市で収穫された菜種を低温圧搾法で搾った後、時間をかけて丁寧にろ過をして精製された菜種油です。菜の花を思わせる美しい黄色い色と昔懐かしい菜種油の香りが特徴です。熱を加えない低温圧搾なので、酸化しにくい油で、生のまま、少し塩コショウしてパンなどにつけてそのまま食べると、香りと適度な油分で美味しくいただけます。
現在はこの春に収穫される菜種から搾油する施設を伊賀市甲野にある旧大山田共同作業所を改修して、整備中です。アルパックでは施設の整備や商品戦略などハード・ソフト両面にわたってお手伝いをしています。商品のネーミングも検討中ですので、ここでは「エクストラバージン菜種油(仮称)」としています。
このバイオトレジャー発見事業最優秀プランには、同じ伊賀市大山田の「伊賀菜」も選定されました。伊賀菜は赤紫色が鮮やかな新品種の白菜「いがむらさき」を漬物にしたものです。日野菜と白菜を交配させてできた「いがむらさき」は目にも鮮やかで、しゃきしゃきした歯ごたえが楽しめます。
平成22年2月3日、ヒルトン名古屋にて「みえのこだわり食品マッチング交流会2010」が開催されました。優秀プランのこの「エクストラバージン菜種油(仮称)」と「伊賀菜」を含めた5作品の他、三重県のさまざまな地域からこだわりの食材が出品され、レストランのシェフやバイヤーの方々が、新たな食材を求めて来場されました。
この「エクストラバージン菜種油(仮称)」は今回この交流会を訪れた料理や販売に携わる方々から、予想を超える反響をいただきましたが、残念ながら今のところ完成品はおろか、試作品としてお渡しできる商品もありません。今回興味を持っていただいた方とは、名刺交換をさせていただき、今後商品化に向けた情報をお送りすることとしています。
ニュースレターでも随時「美味しい伊賀」の情報をお届けしたいと思っています。
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アルパックニュースレター160号・目次
特集「まちづくりと社会実験」
- 周南市中心市街地活性化に向けた社会実験/京都事務所 松尾高志・石本幸良 大阪事務所 山本昌彰
- 国内初の日本版チケッツ(当日券販売センター)の実験開始/大阪事務所 森脇宏
- にぎわいを創り出す景観まちづくりは可能か?~伊丹市の社会実験の取り組み/大阪事務所 中塚一・絹原一寛・羽田拓也
- 雄三通りにおける社会実験を活用した住民参加の道路のあり方の検討/東京事務所 久永誠
ひと・まち・地域
きんきょう
- 日欧エコプロフィット・セミナーを開催しました/代表取締役社長 杉原五郎
- 近況―発信と響き合い/取締役相談役 三輪泰司(NPO平安京・代表理事)
- ひらかれた市場をめざして~大阪市中央市場の見学&料理教室/大阪事務所 大河内雅司









