アルパックニュースレター162号
若狭高浜で初級バーベキュー検定を受験しました
バーベキュー(BBQ)と焼き肉の違いって?
いきなりこんな質問を出されたら、どのように答えますか?答えは、BBQが料理方法で、焼き肉はレシピ。したがって、焼き肉は、BBQの中の一つになるのですね。そして、BBQの語源は、櫓(やぐら)の意味の「バルバッコア」(カリブ海)という説が有力だそうです。「遠火でじっくりと焼き上げる料理」のこと・・・・。そう、私たち日本人は、屋外で肉や野菜を焼いているところだけをイメージし、それをBBQと考えがちですが、BBQの楽しみ方はフルーツを焼いたり、残り火でマシュマロを焼くなど、奥が深いんです。
なぜ、若狭高浜(福井県高浜町)でBBQ検定か?
若狭高浜観光協会では、検定を主催する「日本バーベキュー協会」(下城民夫会長、本部:兵庫県宝塚市)の協力を得て、高浜ならではのバーベキューを振興し、集客力のある観光資源として売り出そうと取り組み始めています。
高浜町には、環境省の「快水浴場百選」に選ばれた若狭和田海水浴場をはじめ、複数の海水浴場があり、夏には多くの海水浴客が訪れます。しかし、海で泳げる時期はお盆までの限られた期間。もっと浜辺の素晴らしい景色や環境を活かしてBBQを楽しむことができれば、集客できる期間も長くなります。そして、地元の野菜や魚介類などを食べられる地産地消型の特色を出し、マナーもしっかりと守れるBBQを実施することによって、地域の振興につなげたい。そのような思いでBBQ文化を広げようとしています。
試食付きのおいしい検定!
BBQ検定とは、日本BBQ協会が独自に認定するもので、本格的なBBQの知識と、実践で役立つ技術を学ぶイベントとして、座学のほか、試食しながらの講習とペーパーテストがセットになっています。
今回、私が受験したのは初級で、すでに全国で約900名の方が合格しており、その中には某有名タレントも何人か含まれているそうです。下城会長自らが講義と実演をされ、その巧みな話術に、私もBBQの魅力にすっかり引き込まれてしまいました。
約3時間半の検定でしたが、実際に肉や野菜、フルーツを焼いて試食していたら、あっという間に時間が過ぎており、最後の30分だけは、まじめに筆記試験に取り組んで、その後も参加者の間で答え合わせをするなど、とても楽しいひとときでした。
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BBQは、コミュニケーションの道具である
今回、検定に参加して学んだことは、炭の並べ方など技術的なことも数多くありましたが、最も印象に残った言葉がこの見出しです。
通常の「焼き肉」BBQでは、最初の肉を食べるまでに長い時間待ち、焼け始めたらお腹いっぱいになるまでひたすら食べ続けるという状況です。しかし、本来のBBQの楽しみは、食事とともに、参加者との会話を楽しむこと。そのためにも、BBQのピークを何度もつくる工夫が求められます。
屋外で火を囲みながら、子どもも大人もみんなが料理に携わり、食事と会話を楽しむ。来訪者や町民が、高浜の浜辺でBBQの魅力を存分に楽しんでいる景色が当たり前になってくると、素敵だなあと思います。

まじめに座学もやります
アルパックニュースレター162号・目次
特集「農村とまちづくり」
- マチとムラとの新しいつながりのカタチをつくる!-堺市と奈良県東吉野村との広域連携-/大阪事務所 原田弘之
- 農村の景観保全に取り組む~景観農業振興地域整備計画モデル地 区の検討~/大阪事務所 森岡武・絹原一寛
- 伊賀の菜種油「七の花」が本格生産を始めます/大阪事務所 高坂憲治
- 地域住民で守る農村コンビニ「(NPO)耶馬渓ノーソンくらぶ」/九州事務所 山田龍雄
- 人材育成講座によるグリーンツーリズムの推進/京都事務所 江藤慎介
ひと・まち・地域
きんきょう
- 西宮市民が考える「暮らしとまちのビジョン(案)」~西宮市都市計画マスタープランの取り組み/大阪事務所 清水紀行
- 大都市圏まちづくりフォーラムを開催しました/代表取締役社長 杉原五郎
- 第44期株主総会を開催しました/代表取締役社長 杉原五郎









