レターズアルパック202号
子どもたちはスマホといかに向き合うのか
~いこまスマホサミット2016の運営をサポートしました~
執筆者;都市・地域プランニンググループ 坂井信行
いまや子どもたちの生活にも深く入り込んでいる携帯電話やスマートホン。便利ですが、使い方一つで生活習慣の乱れや学力低下、さらにネットいじめや犯罪に巻き込まれる恐れもある諸刃の剣でもあります。
こうした問題に対応していくため、生駒市の主催により「いこまスマホサミット2016」が開催され、私たちが運営のサポートをさせていただきました。各地の学校や自治体などで、インターネットに関わる情報モラルの重要性を日々、訴え続けておられるソーシャルメディア研究会の石川千明さんが全体の進行を、私たちは子どもたちの議論をサポートするファシリテーションを行いました。

スマホの長所と短所を書き出す子どもたち
当日は、市内の小学生、中学生を中心に31名の子どもたちが参加しました。まずはグループに分かれてスマホの長所と短所を書き出しました。次に時間、人間関係、危険の3つのテーマごとに携帯電話やスマホを使う上でのルールを考えました。グループごとに提案されたルールの中から、みんなで投票して「いこまスマホ宣言2016」として3つのルールを取りまとめました。
スマホサミットは、子どもたち自身にルールを考えてもらうところがポイントです。みんなでつくったスマホ宣言を、学校でどうやって広めていくかも考えました。自分たちに身近な問題の解決策を、避けることなく自分たち自身で考えていくアプローチは、まちづくりと共通するものがあると思いました。

いこまスマホ宣言2016
レターズアルパック202号・目次
2017年3月1日発行
特集「願い」
- 特集「願い」/レターズアルパック編集委員会
- 復興への願いを込めて「強さとしなやかさ」を備えた地域づくりを目指して/中塚一
- まちの歴史や文化を次世代に引き継ぐことが地域の願いです。/嶋崎雅嘉
- 平成の氏子駈・氏子狩復活事業/三木健治
今、こんな仕事をしています(業務紹介)
- 富田林の「えびいも」ファンを増やしたい!Let's Everybody(エビバディ)!エビイモ!/片山麻衣
- 子ども建物たんけん隊~建物の魅力の気付きと発信~/増見康平
- 子どもたちはスマホといかに向き合うのか/坂井信行
- 「ワガヤネヤガワ・ベンチャービジネスコンテスト」グランプリ発表会が開催されました/江藤慎介
- いばきたを10 倍楽しむ方法/高田剛司
- 未来に繋ぐ「鉱山町に生きる誇り」/西村創
- 杉原千畝氏の顕彰施設に思う/安藤謙
地域に寄り添って地方創生を考える
きんきょう&イベントのお知らせ
- 3月~ 4 月実施の「地域づくりセミナー」-地域に寄り添う地方創生をめざして-を開催しています/畑中直樹
- はじめてのインド、はじめてのスリランカ~南インド経済事情視察で感じたこと~/杉原五郎
- 読者からのお便り/三輪泰司
- アルパック創立50 周年記念事業を開催します/森脇宏
- 受け継がれる国栖の翁の舞/樋口彩子







