レターズアルパック202号

道の駅に託す地域の願い

執筆者;建築プランニング・デザイングループ 鮒子田稔理

平成5年から登録が始まった道の駅は、平成28年の第46回登録で1107箇所となり、車での移動の際の休憩や情報収集になくてはならない存在となっています。

 そんな道の駅の今後の可能性を探るために、岐阜県の東濃地域を中心に八つの道の駅を駆け足で巡ってきました。
 岐阜県は道の駅王国とも言われ、同じエリア内でも道の駅が多数あり、それぞれが地域の魅力を精一杯発信して、訪れた人に楽しんでもらえるように頑張っています。
 美濃焼の産地である土岐市どんぶり会館(土岐市)の外観はまさにどんぶりをイメージしたインパクトのある外観でした。中に入ると美濃焼のアンテナショップとして充実した展示販売コーナーを持っています。全国の道の駅の特産品を集めた産品交流コーナーもあり、岐阜県で北海道のお土産に出会えるという思いがけない楽しみを味わうことができます。


  土岐市どんぶり会館(土岐市)の外観

 おばあちゃん市山岡(恵那市)では、ダム建設を契機に、この地域の産業遺産として整備された日本一の水車が圧倒的迫力で来訪者を出迎えます。


 日本一の水車(恵那市) 

 また、地域独自の「食」に出会えるのも道の駅の楽しみの一つです。
 道の駅賤母(中津川市)では、テレビなどで紹介されていた「すんき」を見つけました。赤カブの葉を塩を使わず乳酸菌発酵させた、すっぱいお漬け物で木曽地方の健康や美肌の秘訣とも言われています。
 道の駅平成では、特産品しいたけをビールのお供に合うすなっくに変身させていました。
 どの道の駅にも地域の人の思いがあふれていて、真冬の弾丸道の駅巡りにほっこり灯をともしてくれるようでした。


すんき

すんき

レターズアルパック202号・目次

2017年3月1日発行

特集「願い」

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