レターズアルパック202号
読者からのお便り
執筆者;三輪泰司 名誉会長
ニュースレタ―200号「京都駅ビル20年」の記事についてご質問を頂きました。『克明に事業進行の月日が記されているが、アルパックはどのように業務管理をされていますか』
“STAP細胞”事件の時、「研究ノート」が問題になりました。確かに地味な作業ですが、各人の日々の業務記録は、私どもでも大事です。ちゃんと記録しておかないと組織も当人も困ったことになります。
創業期「打ち合わせ記録」があらゆる記録の役を担っていました。1984年(昭和59年)11月、富士通のワープロ・オアシス30が入って少し進歩しました。
1985年に定めた「業務管理基準」(業務規定・301-2、起案:糸乘貞喜、決定:5月13日)は、プロポーザルから報告書提出まで12段階での担当者の作成、総務部の保管を義務付け。「打ち合わせ記録」の様式を引き継いだ「業務管理フェイスシート」も決めました。現在も業務件名・活動日時・協議相手・担当者名・協議事項の順で記入し、活用しています。OA化のおかげで、記録はデータ保管のみでコンパクトになりました。私は変換ソフトでオアシス時代の文書もExcelにしています。
「業務管理フェイスシート」は、一次資料です。これを元に、“京都駅ビル”、“保育園”など業務ごとにまとめて「年表」にすると時系列的に概観することができ、モノを書くときに便利です。「研究ノート」があれば学術論文が書けるのです。総務部は業務ごとに集約した「工事別台帳」を「出来高査定」の根拠にしています。
関西学研アーカイブの作業でプロに教わりましたが、これを「基本文献」とし、交信手紙やプレスブリーフィングなどを「付属資料・関係資料」としてまとめて袋⇒箱へ整理すれば、アルパック・アーカイブ構築も容易でしょう。ご質問の答えになったでしょうか。
レターズアルパック202号・目次
2017年3月1日発行
特集「願い」
- 特集「願い」/レターズアルパック編集委員会
- 復興への願いを込めて「強さとしなやかさ」を備えた地域づくりを目指して/中塚一
- まちの歴史や文化を次世代に引き継ぐことが地域の願いです。/嶋崎雅嘉
- 平成の氏子駈・氏子狩復活事業/三木健治
今、こんな仕事をしています(業務紹介)
- 富田林の「えびいも」ファンを増やしたい!Let's Everybody(エビバディ)!エビイモ!/片山麻衣
- 子ども建物たんけん隊~建物の魅力の気付きと発信~/増見康平
- 子どもたちはスマホといかに向き合うのか/坂井信行
- 「ワガヤネヤガワ・ベンチャービジネスコンテスト」グランプリ発表会が開催されました/江藤慎介
- いばきたを10 倍楽しむ方法/高田剛司
- 未来に繋ぐ「鉱山町に生きる誇り」/西村創
- 杉原千畝氏の顕彰施設に思う/安藤謙
地域に寄り添って地方創生を考える
きんきょう&イベントのお知らせ
- 3月~ 4 月実施の「地域づくりセミナー」-地域に寄り添う地方創生をめざして-を開催しています/畑中直樹
- はじめてのインド、はじめてのスリランカ~南インド経済事情視察で感じたこと~/杉原五郎
- 読者からのお便り/三輪泰司
- アルパック創立50 周年記念事業を開催します/森脇宏
- 受け継がれる国栖の翁の舞/樋口彩子







