レターズアルパック211号
人とのご縁は不思議でありがたい
執筆者;地域産業イノベーショングループ/ホアン ゴック チャン
はじめまして。8月に入社したベトナム出身のチャンです。
2014年の留学を機に関西に来ました。1年間、京都に住み、日本三景巡りや瀬戸内海しまなみ海道、琵琶湖一周サイクリングコース等で日本での留学生活を満喫しました。帰国してベトナム人学生のコミュニケーション能力と思考力上達を目標とし、かつベトナムの優秀な人材と日系企業との出会いの場である「日本語によるディベート大会」を主催しました。当時、300社から大会へのスポンサーを断られるという忘れられない経験がありました。その一方で、日系のテレビ局の取材を受け、鹿児島の日本語学校からの優勝チームを鹿児島へ一週間の日本文化体験旅行に招待するという協賛をいただき、ベトナム南部の日本語教育機関を巻き込む活動となりました。大会を主催するのに私はひとりでは何もできず、人の協力の大切さを実感し、人が協力して大きな力となり、大きな事が出来ることを学びました。
アルパックとのご縁は同志社大学の関先生のおかげです。日本の旅を通じて、観光や農業分野に対する興味がわいてきました。現在では地域産業イノベーショングループに所属しています。
これからはなにより、日本社会の一人として、そしてコンサルタントとして基礎知識を身につけ、地域の人々から学ばせてもらうよう、仕事も遊びもたくさん挑戦し続けます。アルパックの一員として、外国人目線で地域の潜在的な魅力を表現し、より多くの人に日本の良さを気づいていただくよう、地域の発信力を高めることに貢献したいと思います。そして、自分が学生時代に取り組んだことを活かして、日系企業の海外拠点ネットワーク構築の力になれるよう、これからも頑張って参ります。
レターズアルパック211号・目次
2018年9月発行
特集「あらかじめ」
- 特集「あらかじめ」/レターズアルパック編集委員会
- 特集「あらかじめ」『災害に備える』を考える/清水紀行
- 特集「あらかじめ」確実に「起こる」気候変動に備える適応策/長沢弘樹
- 特集「あらかじめ」空き家を「負動産、地域の厄介もの」にしないための備え~空き家になる前から備えましょう/大河内雅司
- 特集「あらかじめ」老後の生活を「どこで」「どのように」「どんなコミュニティ」で過ごすのか、あらかじめイメージしよう/嶋崎雅嘉
今、こんな仕事をしています(業務紹介)
- 松の実児童クラブ「高砂子(たかさご)」/高坂憲治
- 「育てる広場」をみんなでつくっています/羽田拓也
- 「関西機械メーカー×同志社大学 プレゼン大会」を開催しました/高野隆嗣
- 奈良桜井の町宿「櫻林亭」がグランドオープン/和田裕介
- 八尾市「暮らし」を真ん中においた景観づくり/岡本壮平
- センシュアスなまちをめざそう/山崎将也







