アルパックニュースレター179号
うめきたを歩く~芝2マルシェとグランフロント大阪~
4月26日(金)、グランフロント大阪が開業しました。今、関西で一番ホットな場所「梅田(うめきた)」に関する話題を少しご紹介したいと思います。
芝2マルシェ
前号に関連記事が掲載されていますが、4月25日(木)、未来都市芝田2丁目協議会が設立されました。(詳細はVol.178を参照)
その記念イベントとして「芝2マルシェ」を開催しました。場所はWINS梅田のピロティ部分。普段、週末以外は人通りが少ない場所ですが、この日は約20店が軒を連ねました。
準備をしている11時頃から、「何やってんの?」といった顔で覗いていく人もいましたが、12時のオープンを皮切りに多くの人が訪れました。売られているのは、泉州野菜をはじめ、果物、お酒、魚、和菓子、花など多種多様ですが、梅田という都会のど真ん中ということもあり、新鮮な野菜や魚を販売するお店にはひときわ多くの人が集まっていたように思います。
「これ、昨日取れたばかりで美味しいで!」「この魚はどうやって食べるん?」
対面販売ならではのやりとりが飛び交っているかと思えば、井戸端会議のように関係の無い話で盛り上がっている店員とお客さんもいます。「これぞマルシェ(=市場)!」という景色です。
また、「今度はいつやんの?」「毎週やってほしいわ」「ここで野菜売ってんの知ってたら○○(某デパート)まで行かんとここで買ったのに」など、うれしい言葉をかけてくれる方がたくさんいました。
協議会のメンバーもマルシェに協力してくれた皆さんも継続的な取組みとしたいという思いを強くし、今後の動きが期待されます。
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グランフロント大阪
その翌日、4月26日(金)はグランフロント大阪の開業日でした。約7haの敷地に業務施設、商業施設、ホテル、マンションが立地し、店舗スペースは約44,000㎡で266もの店舗が入っています。初日は約32万人もの人が訪れ、新たな関西のスポットとして注目を集めています。
私も2週間程経った少し落ち着いた頃を見はからって覗いてみたつもりでしたが、それでもすごい人・人・人でした。関西初上陸!などのコピーが踊る商業施設もたくさん入居しているようですが、私が興味を魅かれたのは北館6Fにあるレストラン街でしょうか。有名な近大マグロのお店「近畿大学水産研究所」をはじめ、バラエティに富んだお店が多数ありました。金額も意外(?)とリーズナブルで思ったほど敷居が高くなく、オシャレな屋台村といった印象で、新たな夜のスポットとして注目を浴びそうです。
一方、今回の先行開発区域の隣には広大な2期開発用地が広がっています。刻々と変化する社会状況と様々な思惑も絡んで、どういった土地利用になるかは未だハッキリしていないようです。とにかく何十年後も愛着の持たれる場所、楽しめる場所であって欲しいな…。テラスガーデンから眼下に広がる敷地を見て、そう思わずにはいられませんでした。
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アルパックニュースレター179号・目次
寄稿
ひと・まち・地域
- 地域から少子高齢化への対応を考える(その1)~女性就業率が高いと出生率も高い~/代表取締役社長 森脇宏
- 都市部の友好都市をねらえ!過疎地域の再生実験~京都府京丹後市(久美浜)×京都府木津川市
/地域産業イノベーショングループ 原田弘之・地域再生デザイングループ 森岡武 - 少子高齢社会対応ビジネス事例集を作成しました/地域産業イノベーショングループ 武藤健司・高野隆嗣
- 日本と台湾のビジネスマッチングを支援します/ 地域産業イノベーショングループ 高野隆嗣・江藤慎介・松田剛
- 中小企業が海外展開しても国内は空洞化しない!~関西中小企業の海外展開実態調査のご報告
/地域産業イノベーショングループ 江藤慎介・高野隆嗣
きんきょう
- 和歌の浦景観重点地区が指定されました/都市・地域プランニンググループ 絹原一寛・依藤光代
- みんなのNPOの活動報告!/公共マネジメントグループ 廣部出
- 小阪商店街の「若手」商店主が中心になって「まちゼミ」をしました
/都市・地域プランニンググループ依藤光代 - 新人紹介/地域産業イノベーショングループ 片野直子












