レターズアルパック205号
特集「秋の夜」
博多の夜の風物詩「屋台」を楽しむ
九州・福岡は、ようやく夏の暑さが和らぎはじめてきました。毎年、暑さが厳しくなっているように感じますが、みなさんの地域は如何でしょうか。
8月末に新潟に行く機会があったのですが、福岡が最高気温31度の日に、新潟は26度だったので、驚いたところです。
さて、本題。今号のテーマが「秋の夜」ということで、涼しくなって来た時に「行きますか!」となる場所と言えば、やはり「屋台」でしょうか。屋台は、もちろん季節を問わずに出ています。夏の屋台は、四方の扉が外され風通しは良いのですが、暑い時はどうしても足が遠のいてしまいます。しかし、これからは心地よい風にあたりながらのビール、焼き鳥、ラーメンが最高に美味しい季節です。肌寒い時には、味がしみ込んだおでんも忘れてはなりません。九州事務所のすぐ近くにも屋台街があり、10軒程度の屋台がそれぞれの味を競っています。常連さんから観光客まで、ぐるりとカウンターを囲んで美味しいお酒、料理に舌鼓。定番の味から、この季節だから味わえるものまで様々です。各屋台、多くても10人程度の客席なので、知らない人同士であっても、すぐに打ち解けて会話が弾みます。
このような福岡の屋台ですが、平成25年に市の屋台基本条例が施行された際には、屋台街の移動(別の場所での営業)や、公募による屋台選定などがあり、少し混乱が見られました。名義を借りて屋台を運営していた方の中には、公募から落ちてしまい辞めざるをえないお店もありました。福岡の屋台は観光資源でもあり、「店主」「お客」「地域」それぞれ共存することで、これからも長く残ってほしいものです。
お気に入りの屋台で過ごすもよし、色々な屋台を巡り食べ(呑み)歩くもよし、九州・福岡にお越しの際には、ぜひ、屋台をお楽しみください。

事務所近くの屋台街
レターズアルパック205号・目次
特集「秋の夜」
- 特集「秋の夜」/レターズアルパック編集委員会
- 東京の夜景を気軽に愉しもう/山崎将也
- 博多の夜の風物詩「屋台」を楽しむ/九州事務所((株)よかネット):山崎裕行
- ちょっぴりミステリアスな銭湯ナイトツアー/中村孝子
- 大阪湾秋の風物詩「タチウオ釣り」/山部健介
- かの文豪も愛したカフェの過ごし方/長沢弘樹
今、こんな仕事をしています(業務紹介)
- 「えきまちテラス長浜」がグランドオープンしました/中塚一、馬場正哲、松尾高志、西村創、原田捻、三浦健史
- 純米吟醸「藤袴」はロマンの香り/原田弘之
- 和歌山市の歴史文化を活かしたまちづくりの機運が高まっています/松下藍子
- “ひまわりオイル”ד○○○”お気に入りの食べ方を見つけよう!/武藤健司
- さらなる進化をめざす京都市の景観政策/坂井信行
- 気候変動適応策 地域コンソーシアム事業がスタートしました/畑中直樹
地域に寄り添って地方創生を考える
きんきょう&イベントのお知らせ
- 「文化資産」を活かす/三輪泰司
- 長野市善光寺の空き家再生視察~他地域での空き家活用につなげるには/竹内和巳
- 「集落を復興する」ということはどういうことかを考える~新潟県長岡市山古志(やまこし)地域を視察して~/羽田拓也







