アルパックニュースレター161号

新人紹介

執筆者;京都事務所 浅田麻記子

子どもとまちと私

 4月より京都事務所に入所しました浅田麻記子です。私のほとんどの考え・行動の根本にあるのは「ひとが好き!」、その中でも特に「子どもが好き!」というものです。私がいいなぁと思うのは、子どもたちの声がいつも聞こえ、親に怒られるまで元気に遊ぶ子どもたちのいるまちの風景です。現在、そのようなまちは少なくなっているような気がします。子どもたちが元気に遊び、学び、愛着を持てるようなまちはどんなまちなのだろうか。まだ私の中にはっきりとした答えはありません。これから様々なひとに出会い、それぞれのひとから学び、この答えがいつか出ればいいなぁと思っています。そのためにも積極的にいろんなところへ行き、自分の肌で感じていきたいと思います。私は自分で体験しないとどうも信じられない性質なので、とにかく現場に行かせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

新人紹介

執筆者;大阪事務所 依藤光代

まちの個性と魅力

 高校生のころにはじめて、一人で東海道新幹線に乗りました。大阪から東京の間にあるまちの、それぞれの特徴が移り変わっていく様子を見ることができる、と淡く期待して乗車したのですが、私の目には車窓からの風景が大きな変化のないようなものに映りました。この苦い記憶が、日本の「まち」に対して初めて抱いた思いです。
 大学に入ってからは、海外のまちを見て歩きました。印象深かったのはそれぞれの土地で、気候への対応や信仰による習慣が、まちの形状や様式、人々の住まい方に表れていたことです。例えばモロッコの都市フェズでは、強い日差しを避けるため街路は細く、外敵の侵入を防ぐため迷路状に入り組んでいます。イスラム教のモスクからは祈りの言葉がまち中に響き渡り、そして暮らす人々の緊密な関係がそこここで垣間見えました。
 ただ便利であるだけではない、それぞれの歴史風土が醸し出す個性が、日本のまちでもより感じられるようになればいいと思い、そのお役に立つことができればと考えています。どうぞよろしくお願いします。

アルパックニュースレター161号・目次

2010年5月1日発行

ひと・まち・地域

きんきょう

メディア・ウォッチ

まちかど