アルパックニュースレター177号

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


代表取締役会長/杉原五郎

 2012年のグッドニュースは、なんといっても山中伸弥先生のノーベル生理学・医学賞受賞でしょうか。再生医療の決め手となるiPS細胞の大発見は、人類のこれからにとって素晴らしいことでした。山中先生の、研究者としての真摯な姿勢、不治の病にある患者さんを救いたいという社会的使命感、研究所の運営に対する情熱とスタッフへの気配りなど、感動しました。
 2013年も、世界にとって、また、日本にとって、希望のもてる1年になればと思います。アルパックも、人々の幸せの実現に向けて、新たな気持ちで奮闘努力します。

取締役副社長/馬場正哲

 昭和40年代後半、「学生」が学生と見分けられなくなったと教授が語ったのを覚えています。その後も「主婦」という像が曼荼羅化するなど、現代社会は読めない時代となりました。ついに人間関係までも歪な様相を呈しています。しかし、もうこのままではすまないという社会行動も同居し‘絆’などが問われたことも実感します。
 世界に先行した問題状況が、私たちの仕事の現場です。再び、自然への畏敬、地縁の自覚、小さな殖産から展望を切り拓きたい。昨年、大腸手術を受け余命をいただき、ありがたく、まだ頑張れそうです。
一燈照隅 万燈照国 ◇ 一結活隅 万結活国

取締役副社長・東京事務所長兼名古屋事務所長/堀口浩司

 「あなたと、コンビに」「ちかくて便利」「まちのホットステーション」いずれもコンビニエンスストアチェーンのキャッチフレーズです。多品種の品揃えで地域の小さな需要にきめ細かく応え、専門店で構成された商店街を脅かす存在になりました。しかし店舗数や地域カバーで飽和状態になり、最近は少量で高品質、特色のある商品開発で新たな需要を開発しつつあります。地域計画建築研究所は「地域密着」「まちの町医者」といったキーワードで、ある意味コンビニエンスストアのような戦略で生き残ってきました。今回の組織改造も一種のプレミアム戦略という位置づけです。でも「地域とコンビに、アルパック」という姿勢は健在で頑張ります。

取締役京都事務所長/松本明

 昨年の組織改革により、京都事務所には公共マネジメントグループ京都チーム、地域再生デザイングループ地域プロデュースチーム、産業・地域経済イノベーショングループ産業政策・都市商業チーム及び地域活性化チームの4チームを配置し、地域の戦略的なマネジメントや活性化を担う事務所として再スタートを切りました。大阪・名古屋・東京各事務所の多彩なプロフェッショナルチームと連携しながら、関西一円はもとよりグローバルに展開する、パワフルでフットワークのよい横断的な組織を目指しています。混迷の昨今、解決すべき課題が社会に山積しています。
 本年も精一杯頑張ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

取締役大阪事務所長/中塚一

 年末に、建築と社会という雑誌で「脱成長の時代を考える」というテーマで思案する機会を頂きました(2013年1月号)。まちづくりの現場で日々感じるのは、従来の社会システムや仕組みが機能不全を起こしており、変革の真っただ中にあるということです。私達は時代がどう動いていくのかを「既に起こった未来」に関する知識と現場での経験を踏まえながら「仮説」し、広い視野を持った創造的な判断により、行動していくことが求められています。
 今年は、先ずは関西での足元を固めながら、「自分、自分達にできる重要なことを列挙したリストを作り、1番目の項目から実行」していきたいと考えております。よろしくお願い申し上げます。

(株)よかネット 代表取締役(九州事務所長)/山田龍雄

 昨年は原発問題のように蓋をされた安全神話や効率主義で突っ走ってきた政策こそ、大きな落とし穴があることに気づかされた1年でした。
 九州事務所(よかネット)では、福岡県や佐賀県を中心に公営住宅関連、駅前開発事業、観光振興、地域ブランディング、地域公共交通の改善事業、過疎地の買い物支援、食のブランドづくりなど幅広い仕事をさせていただいております。新しいテーマの仕事では、改めて勉強・研究をしなくてはいけないという有り難い運命にあります。今年もチャレンジ精神で邁進していきたいと思っておりますので、ご指導、ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。

アルパックニュースレター177号(新年号)・目次

2013年1月1日発行

新年の挨拶

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まちかど