レターズアルパック203号
町内からファンづくり!
地元スーパーと連携した特産品の試食販売会
みなさんは、お世話になった方に手土産やギフトを贈る場合、どのような視点で選びますか。センスも問われるシチュエーションです。
私は、相手の好みをイメージし、自分では買わないけど、貰って嬉しい、こだわりや特別感がある商品を選びたいと思います。地域と商品の両方の魅力を語れる特産品なんか最適ですね。
昨年度、兵庫県佐用町で特産品のブラッシュアップ(個別支援)、販路開拓に向けた展示商談会(アグリフードEXPO大阪)への出展、佐用町の特産品を示すブランドネーム「佐用風土」の構築・PR支援などをサポートしました。販路開拓には、町民からまず認知され、応援をもらう動きが必要であり、それらを目的とした地元での試食販売会を3月に開催しました。
地域の特産品を地域で販売・PRする取組は、多くの自治体で実施されています。しかし、「集客が見込めない」、「参加者が特定の層に限定される」、「予算が切れて一過性になる(定着しない)」などの課題があり、成功例が少ないのが現状です。佐用町では、これらの課題を見据えて企画を検討し、地元で集客力があるマックスバリュ佐用店にアプローチしたところ、「地域貢献、地域連携事業を重視しており、ぜひ協力したい」とご快諾いただき、連携が実現しました。マックスバリュ佐用店からは、場所の提供だけでなく、新聞の折込広告や店頭での事前PR、購入者への景品提供など、多大なご支援をいただき、より効果的な販売・PRができました。
住民へのまちの魅力発信ニーズが高まる中で、町単独の開催ではなく、地元事業者と連携した今回の取組は、行政・地元スーパー・出展者・来場者のそれぞれにとってWin-Winの関係となり、新しいモデルになるかもしれません。佐用町が誇る特産品。家庭用に、ギフト用にいかがでしょう?
*本業務は、地域産業イノベーショングループの原田弘之も担当しています。
佐用町の特産品カタログはこちら
→佐用町特産品ガイドブック「佐用じまん」

うまいもんフェアPRチラシ
![]() 当日の様子 |
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レターズアルパック203号・目次
特集「ぶらり」
- 特集「ぶらり」/レターズアルパック編集委員会
- ほっこりとドキドキが共存する京都の路地歩き/中井翔太
- 全国でも珍しい「ノーカーゾーン」のひろがるまち/橋本晋輔
- 「草津川跡地公園」と公園内の集客施設「草津ココリバ」がオープンしました/三木健治
今、こんな仕事をしています(業務紹介)
- 目指せ!「関西インバウンド大賞」/高野隆嗣
- 多機能型障がい福祉サービス事業所「若杉」・グループホーム「あん’ず若杉」がオープンしました/山崎博央
- 国内初、竹チップバイオマスボイラーが本格稼働を開始しました/中川貴美子
- 町内からファンづくり!地元スーパーと連携した特産品の試食販売会/武藤健司
- 都市農業は近くにいる消費者に農産物を直接プロモーションできます!/原田弘之
- 今後の郊外部のまちのあり方を考える/山﨑将也
- ベトナムにおける裾野産業を元気にするために/高野隆嗣









