レターズアルパック203号
都市農業は近くにいる消費者に農産物を直接プロモーションできます!
~鉄道拠点駅でのマルシェ × 沿線の地元での農業体験~
執筆者;地域産業イノベーショングループ 原田弘之
「富田林の大阪なすは春が旬!今夜のおかずにいかがですか~」をうたい文句に、3月末に大阪の南海難波駅で開催された「沿線マルシェ」(主催:南海電鉄)に出店しました。
南海難波駅は大阪の泉州地域や、富田林を含む南河内地域の住民の利用者が多く、産地を身近に感じる人も多いと考えられます。そうした中で、できるだけ多くの方に「富田林の大阪なす」を知ってもらうために、なすの被り物を使って、生産者の子供も一緒になってPRしました。
さて、一方で富田林のなす産地でも、同じく3月下旬に親子を対象に、「富田林の特産品『大阪なす』の食農体験ピクニック|なすびマンと一緒に、大阪なすの収穫とピザづくり|」を開催しました。若手農家集団やキッチンカーの事業者と協力して、焼きなす、なすジュースづくり、なすの袋詰めとシール貼り体験なども行い、なす嫌いの子どもたちからも好評でした。
都市農業は、地方部の大型産地と較べて規模や量では負けてしまいます。そこで、すぐそばにいる多くの消費者に直接訴求することが武器になります。その取組の1つがマルシェや農業体験です。さらに電鉄会社と連携して広報や移動の面で効果的な企画にするなど、今後もいろいろ展開のしようがあるのではないでしょうか。
*上記の取組は富田林市からの受託業務で、原田、渡邊、武藤、片山が担当しました。
レターズアルパック203号・目次
2017年5月1日発行
特集「ぶらり」
- 特集「ぶらり」/レターズアルパック編集委員会
- ほっこりとドキドキが共存する京都の路地歩き/中井翔太
- 全国でも珍しい「ノーカーゾーン」のひろがるまち/橋本晋輔
- 「草津川跡地公園」と公園内の集客施設「草津ココリバ」がオープンしました/三木健治
今、こんな仕事をしています(業務紹介)
- 目指せ!「関西インバウンド大賞」/高野隆嗣
- 多機能型障がい福祉サービス事業所「若杉」・グループホーム「あん’ず若杉」がオープンしました/山崎博央
- 国内初、竹チップバイオマスボイラーが本格稼働を開始しました/中川貴美子
- 町内からファンづくり!地元スーパーと連携した特産品の試食販売会/武藤健司
- 都市農業は近くにいる消費者に農産物を直接プロモーションできます!/原田弘之
- 今後の郊外部のまちのあり方を考える/山﨑将也
- ベトナムにおける裾野産業を元気にするために/高野隆嗣








