アルパックニュースレター195号
新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
代表取締役会長/杉原五郎
2ケ月に一度、都市計画コンサルタント協会の関西9社で世話人会を行っています。それぞれの事務所を訪ね、お互いに近況報告をしたり、仕事の進め方について自由に意見交換しています。宮城県石巻市の復興まちづくり視察を行った他、「都市の聖地づくり」研究会を進めています。社員がゆとりを持っていい仕事ができ、この仕事をしていてよかったと実感できるようにしていくことなど、各社には共通する課題が幾つかあります。「ライバルであり、仲間でもある」このことを共通の思いとして、元気な関西、よりよい日本のまちづくりをめざして、引き続き努力していきたいと思います。
取締役副社長/馬場正哲
お正月は太古より、家に歳神様をお迎えし、祝う行事です。この年の作物が豊かに実るように、家族みんなが元気で暮らせる約束をしてくれる神様です。幼い頃は地域の緊張感が伝わって自然な気持ちで祈ったものです。近頃は習慣も気分も薄れました。
今年、尼崎の猪名寺で‘石見神楽’を上演します。‘自然と文化の森構想’の夢が叶います。最大の山場は‘八岐大蛇’で、地域の安寧と繁栄を祈ります。地域の皆様と‘自然’への畏敬と恩恵をもう一度感じ取ることになればと思います。尼崎市制100周年でもあり、地域からの新しいまちづくりの動きにつなげていきます。
取締役副社長・東京事務所長兼名古屋事務所長/堀口浩司
当社は京都・大阪の関西の2事務所を核にして、福岡、名古屋、東京で各地の独自事情に合わせた展開を行ってきました。しかし近年は発注方式の変化や、総合的な課題解決と高い専門性・技術力を同時に要求されるようになっています。そのため地域事務所としての機能だけでは限界があり、大阪を中心に技術スタッフを集約し東京・名古屋と連携しつつ、より高度な技術的要求に応えられるよう体制を整えつつあります。東京や名古屋の事務所でも各スタッフがユニークな専門性を確立し、人材の補強や専門性強化に努力していきます。また各地に共通するテーマである大規模災害からの復興事業や平常時の取り組み、事前の計画作りについては、引き続き取り組んで行きたいと思います。
取締役京都事務所長/松本明
この3年、縁あってけいはんな学研都市の仕事をしています。入社したての頃、三輪名誉会長やOBの霜田さんが奥田東先生をお手伝いして実現に向け奔走されていましたが、私自身は入社後30年余り学研にはほとんど関わりがなく、今回「成長の限界」や「奥田懇提言」など一からの勉強でした。学研法制定から29年、「サードステージ」を間もなく終え、平成28年度から学研都市は「新たなステージ」に入ります。既に約130施設が立地し、我が国有数のオープンイノベーション拠点として、持続的エコシステムの形成が目指されています。アルパックも今後とも元気な関西に向けお役に立ちたいと思います。
取締役大阪事務所長/中塚一
近年訪れた都市や村の中で、沢山の住民や来訪者の方々が集まっておられる場所の共通キーワードは「居心地の良さ」。例えば、美味しいコーヒーを飲みながら読書できる図書館、ご機嫌な仲間とワイワイ会話しながら新しいアイデアが生まれるレストラン、古民家を皆で掃除して来訪者にお茶を接待する縁側、見知らぬ地でベンチに座りホッとできる広場など。
しかし具体的に創り出していこうとすると、これが難しい。いかに暮らしやすく、持続可能でアクセスしやすい場所をつくるか(計画的志向を持つ場所のガバナンス)。今年も「書を捨てよ(持って)町へ出よう」です。
(株)よかネット 代表取締役(九州事務所長)/山田龍雄
糸乗より社長を引き継ぎ、今年で早や20年目を迎えます。引き継いだ1997年当時は、糸乗時代の貯蓄もあってなんとか経営を維持しておりましたが、バブル崩壊後の影響もあって発注業務及び委託金額の低下などによって売上げが落ち込み、赤字決算となった時期もありました。自転車操業ながらも、ここまで経営が維持できたのも、ひとえにアルパック九州事務所から築いてきたネットワークがあったからこそと思っております。
今年も新たな業務にチャレンジしていきたいと思っておりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどお願いします。
アルパックニュースレター195号(新年号)・目次
新年の挨拶
- 新年あけましておめでとうございます/代表取締役社長 森脇宏
- 新年あけましておめでとうございます/名誉会長 三輪泰司
- 新年あけましておめでとうございます/杉原五郎・馬場正哲・堀口浩司・松本明・中塚一・山田龍雄
ひと・まち・地域
- 米国のBID及びTIFによるエリアマネジメント(ニューヨーク編)/中塚一
- 高槻市の摂津峡周辺が盛り上がっている!その1/原田弘之・武藤健司・片山麻衣
- 地域から少子高齢化への対応を考える(その14)~北海道で人口が増えている東川町の増加要因を考える~/森脇宏
- ひょうご持続可能地域づくり人材育成機構(HsO)を設立し、持続可能地域づくり実践者育成講座を開講しました/戸田幸典・中川貴美子・畑中直樹
- 震災にあったネパールを訪れました/長沢弘樹・霜田稔
きんきょう
- 子育てに学ぶ 地域づくり、企業経営/三輪泰司
- 「東条川疏水ネットワーク博物館オープン記念シンポジウム」を開催しました/森野真子・中川貴美子
- 神戸市サインモニター調査について/中井翔太
- コクヨのライブオフィスを見学して/樋口彩子
- 旅館をリノベーションした甲陽園のシェアハウスにモニター入居しました/塗師木伸介
- 富士山の麓から~育休所員からのお便り/依藤光代







