レターズアルパック201号

特集「新しい風」
「農」×多様な連携で、地域も自分もワクワクしたい!

 近年、グループが取り組んでいる特徴的なプロジェクトの一部を紹介します。
執筆者;地域産業イノベーショングループ/原田弘之・武藤健司・片山麻衣

「農」×住民連携~徳島県松茂町「世界一のおいものまち・おいもカフェ」

 町民に呼びかけて、松茂町の特産品であるさつまいも(鳴門金時)について語るワールドカフェを開催しました。参加者は中学生や高校生から高齢者まで約100人。「世界一のおいものまち」にするためには何をしたらよいかアイデアを出し合い、非常に盛り上がりました。
 今後、それを踏まえて、町内の飲食店やスイーツ店と連携して、バレンタインデーの時期にさつまいも(を活用した料理やスイーツ)を贈る事業や、徳島空港で東京帰りのビジネスマンに、新しくておしゃれなさつまいもの食べ方を発信する試食イベントにつなげていきます。
 農業の活性化や6次産業化は農家だけが担うのではもったいない。住民や事業者も関わり、地域の総合力で進めていけば、まちの誇りづくりやブランド力向上にもつながると思っています。


 

 

「農」×企業連携~兵庫県佐用町「次世代型トマトプラント」

 「うわっおいしい!甘さが濃いですね!」。大阪梅田のumekikiマルシェでのお客さんの声です。 このトマトは今年3月頃から、佐用町の中学校跡地にあるトマトプラントから本格出荷されます。事業主体は産業用制御機械メーカーを親会社に持つIDEC S&C(株)。 最近よくある完全制御型の植物工場ではなく、土のよさとハイテクの環境制御技術をミックスした土耕型のハウスプラントです。それがおいしさの秘密です。このプラントを活用した農業スタイルを全国に普 及させて、地方創生に貢献したい。そのために、企業自ら生産、販路開拓、トマトジュースの加工などビジネスモデルを構築中です。
 企業など新しい主体や技術とうまく連携し、地域に定着させていく、こうした新しい農業活性化を私たちも応援しています。


 

「農」×地域間連携~「第1回全国ひまわりオイルサミット

 ひまわり畑に囲まれた会場で、ひまわりオイルサミット宣言が高らかに謳われました。
 佐用町では、20年以上前からひまわりを育て、搾油機も導入してオイルを搾り、販売、加工品づくりを行ってきましたが、大きな成果が出ているわけではありません。
 日本では、ひまわりの風景は非常に人気があるけれど、ひまわりオイルはあまり見られません。そのため、ひまわりを栽培している複数の地域が手を携えて、知名度などを高めていくためにサミットを開催しました。
まずは1市2町の参加ですが、全国にはひまわりの生産地は多く、これから輪を広め、「ひまわりオイル」の認知度を高めていくのを応援したいと思っています。 私たちが地域の方々と仕事をする際に大切にしていることは、2つあります。1つは、その事業に「大義」があるか?社会的に意味があるかということです。もう1つは、「ワクワク」するか?ということ です。おもしろい中身や展開にできそうか、魅力的な人やがんばる人との出会いがありそうかということです。今年も地域の方々をパートナーとしていい仕事をやっていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。


 

 

レターズアルパック201号・目次

2017年1月1日発行

特集「新しい風」

今、こんな仕事をしています(業務紹介)

きんきょう&イベントのお知らせ

編集後記

まちかど