レターズアルパック201号
大垣駅南口第一種市街地再開発事業暮らしとにぎわいのある「街のみなと」づくり。
執筆者;名古屋事務所 木下博貴
大垣駅南街区第一種市街地再開発事業「スイトスクエア大垣」が竣工しました。
【はじめに】
大垣市は、岐阜県の中西部に位置する人口16万2千人で県内第2位の人口を有する都市で、名古屋方面への通勤、通学に大変便利な場所となっています。
【事業経緯】
当事業の施行区域では、駅通りに面する老朽化した防災街区ビルの所有者がビルの建て替えを検討しており、建替え資金を積み立てていました。しかし、小さな区域での建て替えは
事業採算が合わず、平成18年に商工会議所に相談したことをきっかけに、隣接する区域も取り込んだ市街地再開発事業の検討が始まりました。
平成21年1月に大垣駅南街区市街地再開発準備組合を設立して、事業の本格的着手となりました。
その後、平成24年度には都市計画決定や大垣駅南街区市街地再開発組合を設立し、平成25年度には除却工事、施設建築物に着手、そして平成28年9月には竣工を迎えました。
【事業概要】
従後の敷地は、市道を挟み東敷地と西敷地の二つの敷地で構成され、東敷地を駅ローターリーの機能を補う広場用地及び個人地権者への換地として、西敷地を再開発ビルの敷地として
います。
施設建築物は、西敷地に17階建の北棟(マンション112 戸、子育て支援施設、商業・業務施設)、3階建の南棟(商業・業務施設)、5階建の西棟(駐車場・市営自転車駐車場)の3棟で構成されています。
竣工した建物は、水の都・大垣にちなんで「スイトスクエア大垣」とされました。都心居住の促進や駅前の利便性の向上、中心市街地の賑わいの創出を図り、今後の大垣駅南口の活性化につな
がっていくことが期待されます。

スイトスクエア大垣
レターズアルパック201号・目次
2017年1月1日発行
特集「新しい風」
- 特集「新しい風」/レターズアルパック編集委員会
- 特集「新しい風」/「農」×多様な連携で、地域も自分もワクワクしたい!
- 特集「新しい風」/地域を、同志と変えていく、新しいアプローチに挑戦しています。
- 特集「新しい風」/「サスティナビリティ」への環境マネジメント分野での新たな試み
今、こんな仕事をしています(業務紹介)
- 地域に寄り添って地方創生を考える その19~国土主軸から離れていても人口が増加した自治体/森脇宏
- 大阪市景観計画の見直しが進められています。/坂井信行
- “東大阪ショウテンズ”は、「ウマいもん」で、トライする!/高田剛司
- 大垣駅南口第一種市街地再開発事業暮らしとにぎわいのある「街のみなと」づくり。/木下博貴
- 京町家の「いま」と「これから」京都市内にある京町家の「いま」を調査中。/戸田幸典
- ミナミ御堂筋の空間再編が完成!隈研吾氏講演会を開催!/絹原一寛
- スポーツムーブメントと自治体の取組~滋賀県・県下自治体でのスポーツ関連業務の紹介/石井努
- 九州事務所の業務紹介/山崎裕行
きんきょう&イベントのお知らせ
- 小江戸川越の「喜多院」界隈の魅力まちあるき/依藤光代
- 新しいウツワに、今までと違う気持ちを盛ろう。/(株)バード・デザインハウス 鳥山大樹
- これからの地域づくりセミナー~地域に寄り添う地方創生をめざして~をスタートしました。/畑中直樹
- 第10回 CITEまちづくりシンポジウム~ディスティネーション都市大阪をめざして~訪れたくなる大阪を知る/中塚一・羽田拓也







