レターズアルパック206号

特集「スポーツ」
しま山登山のススメ~絶海の孤島「青ヶ島」を訪ねて~

執筆者;企画政策推進室/中村孝子

 日本には5島を含み6852もの島があり(日本統計年鑑(総務省統計局))、うち有人島は418あり、それぞれの島には、固有の自然、歴史、文化、そして暮らしがあります。
 海外旅行もいいけれど、広い日本をより深く知りたいと、いつか日本中の島巡りをしたいと思っています。大学時代、バックパッキングクラブに所属し、全国の山を登ってきた私ですが、ここ数年、登山を休んでいました。近年の山ガールブームもあり雑誌等に触発され、最近では京都トレイルにチャレンジしています。さらに島巡りをしたい思いとあいまって、この夏から「しま山登山」を開始することにしました。



青ヶ島全景:周囲は断崖絶壁で二重カルデラの外輪山が絶景(ホームページより)

 「選ばれし者だけが上陸可能」のキャッチコピーと二重カルデラを持つ島の全景に心を奪われ、青ヶ島(大凸部(おおとんぶ):標高423メートル)を目指すことにしました。伊豆諸島にある火山島の青ヶ島(東京都青ヶ島村)は一村一島で日本一人口が少ない村です。島にアクセスするには、八丈島からヘリ(予約困難)、あるいは就航率が5~6割の定期船で渡るため、上陸は天候に大きく左右されます。ヘリで広大な海の雲の切れ間から突如、現れた断崖絶壁の島の姿を目の当たりにすると思わず息を呑んでしまいます。
 当初の計画では2泊を予定していましたが、台風が接近してきたので急遽1泊に変更し、暴風雨の中、ヘリの臨時便により間一髪で脱出できました(逃すと4日間足止めされるところでした)。大凸部の標高は低いけれど、簡単にはたどり着けない島の最高峰を登るという達成感は格別で、まさに「しま山登山」の醍醐味といえます。


大凸部の三角点

樹海のようなカルデラの中

 その一方で、集落の散策、独特の方言の島の人たちとの会話も楽しく、またヘリで島入りした大半は女子で、いわゆる島ガールカルチャーを感じることができました。
 次は、どこに行くか、(公財)日本離島センター発行の日本の島ガイド『SHIMADAS(シマダス)』や「しま山100選」を眺めてプランを練っています。


外輪山の中に位置する内輪山「丸山」

特徴的な玉石垣が残る「佐々木次郎太夫の屋敷跡」

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2017年11月発行

特集「スポーツ」

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