レターズアルパック206号

加西市に来たれ外国人観光客
~地方都市におけるインバウンド観光の可能性を探る~

執筆者;地域産業イノベーショングループ/片山麻衣

 兵庫県加西市では、現在、観光推進基本計画策定の一環で、インバウンド観光の展開について検討しています。
 兵庫県では、神戸、姫路、城崎の3カ所を結ぶ周遊コースを「ひょうごゴールデンルート」と名付け、訪日外国人へのアピール強化を進めています。姫路城では平成27年のグランドオープンの効果もあり、外国人旅行者数は約36万人(平成28年度)となっています。今回は、今後加西市にも外国人観光客が訪れる可能性を考え、市内の観光地のニーズ等を把握するためのアンケート調査等を実施しました。

インバウンド観光に関するアンケート調査

 8月末に姫路市に来訪した外国人観光客を対象に、JR姫路駅前でタブレット端末を用い、加西市内にある観光地の写真、説明を見せながら、アンケート調査を行いました。調査結果をみると、欧米からの来訪が多く、フランス人はお寺、ドイツ人は酒蔵などの来訪意向が強いなど、国別で観光地への関心度が異なることが分かりました。

外国人を対象としたモニターツアー

 10月中旬に加西市内にある観光地を巡るモニターツアーを開催しました。当日は、残念ながら雨となりましたが、外国人15名の参加のもと、ボランティアガイド等の案内で西国三十三所の一つである法華山一乗寺、兵庫県立フラワーセンター、北条鉄道等を巡り、酒蔵「ふく蔵」では日本酒の試飲、地元野菜を使った料理を楽しんでいただきました。  参加者からは、特に法華山一乗寺の評価が高く、「オカリナの演奏を聴きながら、歩くのがよかった」、「三重塔、景色がきれいだった」などと喜んでいただきました。


酒蔵「ふく蔵」での昼食

地元野菜を使った料理

 加西市は、交通アクセスが不利であるなど、インバウンド観光の推進には、課題がまだまだありますが、魅力的な地域資源が数多くあり、どのようにして外国人観光客に伝えていけばよいのか、今後も検討を続ける予定です。 なお、この業務は地域産業イノベーショングループの原田弘之も担当しています。


「法華山一乗寺」でのガイドの様子

レターズアルパック206号・目次

2017年11月発行

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